- 冒頭発言
冒頭、石破総理大臣から、クリステション首相の訪日と日・スウェーデン関係を戦略的パートナーシップに格上げできることを歓迎し、スウェーデンのNATO加盟を踏まえた安全保障面での協力や、グリーン移行、デジタル、ライフサイエンス分野を始めとする経済面での協力を着実に積み重ねていきたい旨述べました。
これに対し、クリステション首相は、日本とスウェーデンの間には長きにわたる友好関係があり、本日の会談を機に二国間関係を一層発展させていきたい旨述べ、日・スウェーデン関係を戦略的パートナーシップに格上げすることを歓迎しました。 - 二国間関係
- 両首脳は、幅広い分野で両国間の協力関係が深化していることを高く評価し、エネルギー及びイノベーションに関する協力覚書が署名されたことを歓迎するとともに、特に原子力分野での今後の協力に対する期待を表明しました。
- 石破総理大臣から、安全保障分野での協力について、スウェーデンのNATO正式加盟を歓迎しました。また、両首脳は、防衛装備品・技術移転協定を踏まえ、両国間で防衛装備・技術協力を具体化していくことを確認しました。
- 地域情勢
- 両首脳は、ウクライナ情勢について議論した上で、ウクライナ侵略において、北朝鮮によるロシアへの兵士派遣及び戦闘参加を含む露朝軍事協力が進展していることへの深い懸念を共有しました。その上で、両首脳は、欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障が益々不可分となる中、引き続き、連携して取り組んでいくことで一致しました。
- 両首脳は、北朝鮮への対応を始めとする東アジア情勢についても議論し、日・スウェーデン間でも引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
令和6年12月4日
(写真提供:内閣広報室)
(写真提供:内閣広報室)
(写真提供:内閣広報室)
12月4日、午後6時15分から約20分間、石破茂内閣総理大臣は、訪日中のウルフ・クリステション・スウェーデン王国首相(H.E. Mr. Ulf KRISTERSSON, Prime Minister of the Kingdom of Sweden)と会談を行うとともに、引き続き、午後6時40分から約60分間、ワーキング・ディナーを行ったところ、概要は以下のとおりです。
また、両首脳は、日本国政府とスウェーデン王国政府との間の戦略的パートナーシップに関する共同声明を発出しました。