- 冒頭、アブデルアーティー大臣から、エジプトが主導するガザ復興計画案について説明があり、これに対して岩屋大臣は、アラブ諸国がまとまって主体的にガザ復興計画案を国際社会に示したことを重要な動きとして評価した上で、我が国としても今後の協力の在り方について議論を深めていく旨を確認しました。
- また、岩屋大臣から、ガザ全域でイスラエルの軍事作戦が再開され、民間人を含む多くの死傷者が発生していることは甚だ遺憾であり、全ての当事者に対して、交渉に立ち戻り、合意の継続に向けて誠実に取り組むよう、強く求めてきているとした上で、エジプトを含む仲介国による弛まぬ外交努力を評価し、引き続き支持する旨述べました。
- 両外相は、事態の早期沈静化、人道状況の改善、そして中長期的な地域の平和と安定の確立に向けて、引き続き連携して取り組んでいくことを確認しました。
令和7年4月8日
4月8日午後5時から約35分間、岩屋毅外務大臣は、イスラエル・パレスチナを巡る情勢等について、バドル・アブデルアーティー・エジプト・アラブ共和国外務・移住・国外移住者大臣(H. E. Dr. Badr Ahmed Mohamed Abdelatty, Minister of Foreign Affairs, Emigration and Expatriates Affairs of the Arab Republic of Egypt)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。