令和5年度(2023年度)エネルギー需給実績を取りまとめました(速報)

11.22 (金) 02:23
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資源エネルギー庁は、各種エネルギー関係統計等を基に、令和5年度の総合エネルギー統計速報を作成し、エネルギー需給実績として取りまとめました。

1.エネルギー需給実績(速報)のポイント

(1)需要動向

  • 最終エネルギー消費は前年度比3.0%減。うち都市ガスが4.1%減、石炭が4.0%減、石油が2.9%減、電力が2.5%減であった。
  • 企業・事業所他部門は製造業の生産活動停滞などにより減少、家庭部門もテレワーク実施率の低下の影響などで減少、運輸部門は微減となった。
    • 最終エネルギー消費を部門別に見ると、企業・事業所他が3.5%減(うち製造業は3.7%減)、家庭が4.4%減、運輸が0.6%減(うち旅客が0.6%減、貨物が0.4%減)となった。
    • 電力消費は、企業・事業所他が2.5%減(うち製造業は2.9%減)、家庭が2.7%減となった。

(2)供給動向

  • 一次エネルギー国内供給は前年度比4.1%減。化石燃料が7.0%減の一方、非化石燃料は10.6%増となり、再生可能エネルギー(水力を含む)は11年連続で増加。
    • 化石燃料では、石炭が8.4%減、天然ガス・都市ガスが7.9%減、石油が5.5%減といずれも減少。非化石燃料では、原子力の51.2%増、太陽光発電がけん引する再生可能エネルギー(水力を除く)の5.5%増などで、非化石燃料シェアは25年ぶりの高位となる19.2%まで上昇。
  • 発電電力量は前年度比1.6%減(9,854億kWh)となり、2010年度以降で最小。非化石発電比率は、東日本大震災以降で初めて30%を超え、31.4%まで上昇。
    • 発電電力量の構成は、再エネ(水力を含む)が22.9%(1.0%ポイント[%p]増)、原子力が8.5%(2.9%p増)、火力(バイオマスを除く)が68.6%(4.0%p減)。
  • エネルギー自給率(IEAベース)は、前年度比2.6%p増と東日本大震災以降で最高の15.2%。

(3)エネルギー起源二酸化炭素(CO 2 )排出動向

  • CO 2 排出量は、前年度比4.8%減、2013年度比25.9%減となる9.2億トンとなり、1990年度以降の最小を更新。
    • 2023年度は、エネルギー消費総量減と非化石燃料増で2年連続の減少となった。
    • 部門別では、企業・事業所他が前年度比5.6%減、家庭が7.8%減、運輸が0.8%減。
  • 電力のCO 2 原単位(使用端)は、前年度比4.1%減となる0.45kg-CO 2 /kWh。
(注)本資料においてエネルギー量は、エネルギー単位(ジュール)を使用。原油換算klに換算する場合は、本資料に掲載されているPJ(ペタジュール:10の15乗ジュール)の数字に 0.0258 を乗じると原油換算百万klとなります(原油換算:原油1リットル = 9,250kcal = 38.7MJ。1MJ = 0.0258リットル)。

2.統計表のHP掲載

資源エネルギー庁のホームページ にExcel形式の統計表を掲載しますのでご参照ください。

関連資料

担当

資源エネルギー庁 長官官房総務課 戦略企画室長 小高
担当者:疋田、高橋、秋間、二川、車
電話:03-3501-1511(内線 4421~2)
メール:bzl-s-enecho-senryakukikaku★meti.go.jp
※[★]を[@]に置き換えてください。

資源エネルギー庁は、各種エネルギー関係統計等を基に、令和5年度の総合エネルギー統計速報を作成し、エネルギー需給実績として取りまとめました。

1.エネルギー需給実績(速報)のポイント

(1)需要動向

  • 最終エネルギー消費は前年度比3.0%減。うち都市ガスが4.1%減、石炭が4.0%減、石油が2.9%減、電力が2.5%減であった。
  • 企業・事業所他部門は製造業の生産活動停滞などにより減少、家庭部門もテレワーク実施率の低下の影響などで減少、運輸部門は微減となった。
    • 最終エネルギー消費を部門別に見ると、企業・事業所他が3.5%減(うち製造業は3.7%減)、家庭が4.4%減、運輸が0.6%減(うち旅客が0.6%減、貨物が0.4%減)となった。
    • 電力消費は、企業・事業所他が2.5%減(うち製造業は2.9%減)、家庭が2.7%減となった。

(2)供給動向

  • 一次エネルギー国内供給は前年度比4.1%減。化石燃料が7.0%減の一方、非化石燃料は10.6%増となり、再生可能エネルギー(水力を含む)は11年連続で増加。
    • 化石燃料では、石炭が8.4%減、天然ガス・都市ガスが7.9%減、石油が5.5%減といずれも減少。非化石燃料では、原子力の51.2%増、太陽光発電がけん引する再生可能エネルギー(水力を除く)の5.5%増などで、非化石燃料シェアは25年ぶりの高位となる19.2%まで上昇。
  • 発電電力量は前年度比1.6%減(9,854億kWh)となり、2010年度以降で最小。非化石発電比率は、東日本大震災以降で初めて30%を超え、31.4%まで上昇。
    • 発電電力量の構成は、再エネ(水力を含む)が22.9%(1.0%ポイント[%p]増)、原子力が8.5%(2.9%p増)、火力(バイオマスを除く)が68.6%(4.0%p減)。
  • エネルギー自給率(IEAベース)は、前年度比2.6%p増と東日本大震災以降で最高の15.2%。

(3)エネルギー起源二酸化炭素(CO 2 )排出動向

  • CO 2 排出量は、前年度比4.8%減、2013年度比25.9%減となる9.2億トンとなり、1990年度以降の最小を更新。
    • 2023年度は、エネルギー消費総量減と非化石燃料増で2年連続の減少となった。
    • 部門別では、企業・事業所他が前年度比5.6%減、家庭が7.8%減、運輸が0.8%減。
  • 電力のCO 2 原単位(使用端)は、前年度比4.1%減となる0.45kg-CO 2 /kWh。
(注)本資料においてエネルギー量は、エネルギー単位(ジュール)を使用。原油換算klに換算する場合は、本資料に掲載されているPJ(ペタジュール:10の15乗ジュール)の数字に 0.0258 を乗じると原油換算百万klとなります(原油換算:原油1リットル = 9,250kcal = 38.7MJ。1MJ = 0.0258リットル)。

2.統計表のHP掲載

資源エネルギー庁のホームページ にExcel形式の統計表を掲載しますのでご参照ください。

関連資料

担当

資源エネルギー庁 長官官房総務課 戦略企画室長 小高
担当者:疋田、高橋、秋間、二川、車
電話:03-3501-1511(内線 4421~2)
メール:bzl-s-enecho-senryakukikaku★meti.go.jp
※[★]を[@]に置き換えてください。

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