ストックホルム条約、バーゼル条約及びロッテルダム条約締約国会議が開催されました

5.13 (火) 02:00
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4月28日(月曜日)から5月9日(金曜日)までジュネーブ(スイス)において、化学物質・廃棄物関連3条約の締約国会議である、「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約」(ストックホルム条約)第12回締約国会議、「有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制に関するバーゼル条約」(バーゼル条約)第17回締約国会議及び「国際貿易の対象となる特定の有害な化学物質及び駆除剤についての事前のかつ情報に基づく同意の手続に関するロッテルダム条約」(ロッテルダム条約)第12回締約国会議が合同開催され、条約ごとに技術的な議題や運用上の課題などについて議論が行われたほか、3条約間のシナジー強化や関連国際機関・枠組みとの連携を通じた効率的な対策の実施についての議論が行われました。

1.会議の主な結果

ストックホルム条約については、「クロルピリホス」、「中鎖塩素化パラフィン」及び「長鎖ペルフルオロカルボン酸(LC-PFCA)とその塩及びLC-PFCA関連物質」の条約附属書Aへの追加が決定されました。

バーゼル条約については、輸出相手国への事前通告・輸入国における同意回答手続(PIC手続)の改善に係る議論、附属書IVの見直しの検討等が行われました。

ロッテルダム条約については、「カルボスルファン」及び「フェンチオン」の条約対象物質への追加が決定されました。

2.各締約国会議の概要

(1)開催地・開催期間(現地時間)

開催地:ジュネーブ(スイス)
開催期間:4月28日(月曜日)から5月9日(金曜日)

(2)主な議題

ストックホルム条約(結果詳細は別添1を参照)

  • 条約附属書Aへの新規POPs物質の追加
    • クロルピリホス(殺虫剤)
    • 中鎖塩素化パラフィン(MCCP:金属加工油剤・難燃性樹脂原料等)
    • 長鎖ペルフルオロカルボン酸(LC-PFCA)とその塩及びLC-PFCA関連物質(フッ素ポリマー加工助剤、界面活性剤等)
  • 認められる目的及び個別の適用除外の見直し
  • 条約の有効性評価

バーゼル条約(結果詳細は別添2を参照)

  • 戦略枠組みの改善に関する検討
  • PIC手続の改善に係る検討
  • 附属書IV(処分作業の類型を定めるもの)の見直しの検討
  • POPs廃棄物等に関する各技術ガイドラインの検討

ロッテルダム条約(結果詳細は別添3を参照)

  • 附属書IIIへの対象化学物質の追加(カルボスルファン、フェンチオン)

3条約締約国会議合同セッション

  • 条約実施に関する事項(予算、遵守、資金・技術支援等)
  • 3条約間のシナジー強化
  • 水銀に関する水俣条約との協力
  • 他の関連国際機関・枠組みとの協力

(3)日本からの出席者

日本からは、外務省、環境省及び経済産業省から構成される政府代表団が出席しました。

(4)次回会合の予定

次回会合は、2027年4月19日から30日までパナマ(パナマ共和国)で開催される予定です。
今回と同様に3条約の締約国会議を連続で開催するとともに、3条約共通の課題については合同セッションで議論する予定です。

【参考】各条約関連Webページ

ストックホルム条約関連情報
バーゼル条約関連情報
ロッテルダム条約関連情報

関連資料

担当

  • ストックホルム条約、ロッテルダム条約に関するお問合せ先

    産業保安・安全グループ 化学物質管理課長 大本
    担当者:菊野、入間川
    電話:03-3501-1511(内線 3691~5)
    メール:bzl-qqhbbf★meti.go.jp
    ※[★]を[@]に置き換えてください。

  • バーゼル条約に関するお問合せ先

    GXグループ 資源循環経済課長 田中
    担当者:高橋、丹羽
    電話:03-3501-1511(内線 3561~4)
    メール:bzl-basel★meti.go.jp
    ※[★]を[@]に置き換えてください。

4月28日(月曜日)から5月9日(金曜日)までジュネーブ(スイス)において、化学物質・廃棄物関連3条約の締約国会議である、「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約」(ストックホルム条約)第12回締約国会議、「有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制に関するバーゼル条約」(バーゼル条約)第17回締約国会議及び「国際貿易の対象となる特定の有害な化学物質及び駆除剤についての事前のかつ情報に基づく同意の手続に関するロッテルダム条約」(ロッテルダム条約)第12回締約国会議が合同開催され、条約ごとに技術的な議題や運用上の課題などについて議論が行われたほか、3条約間のシナジー強化や関連国際機関・枠組みとの連携を通じた効率的な対策の実施についての議論が行われました。

1.会議の主な結果

ストックホルム条約については、「クロルピリホス」、「中鎖塩素化パラフィン」及び「長鎖ペルフルオロカルボン酸(LC-PFCA)とその塩及びLC-PFCA関連物質」の条約附属書Aへの追加が決定されました。

バーゼル条約については、輸出相手国への事前通告・輸入国における同意回答手続(PIC手続)の改善に係る議論、附属書IVの見直しの検討等が行われました。

ロッテルダム条約については、「カルボスルファン」及び「フェンチオン」の条約対象物質への追加が決定されました。

2.各締約国会議の概要

(1)開催地・開催期間(現地時間)

開催地:ジュネーブ(スイス)
開催期間:4月28日(月曜日)から5月9日(金曜日)

(2)主な議題

ストックホルム条約(結果詳細は別添1を参照)

  • 条約附属書Aへの新規POPs物質の追加
    • クロルピリホス(殺虫剤)
    • 中鎖塩素化パラフィン(MCCP:金属加工油剤・難燃性樹脂原料等)
    • 長鎖ペルフルオロカルボン酸(LC-PFCA)とその塩及びLC-PFCA関連物質(フッ素ポリマー加工助剤、界面活性剤等)
  • 認められる目的及び個別の適用除外の見直し
  • 条約の有効性評価

バーゼル条約(結果詳細は別添2を参照)

  • 戦略枠組みの改善に関する検討
  • PIC手続の改善に係る検討
  • 附属書IV(処分作業の類型を定めるもの)の見直しの検討
  • POPs廃棄物等に関する各技術ガイドラインの検討

ロッテルダム条約(結果詳細は別添3を参照)

  • 附属書IIIへの対象化学物質の追加(カルボスルファン、フェンチオン)

3条約締約国会議合同セッション

  • 条約実施に関する事項(予算、遵守、資金・技術支援等)
  • 3条約間のシナジー強化
  • 水銀に関する水俣条約との協力
  • 他の関連国際機関・枠組みとの協力

(3)日本からの出席者

日本からは、外務省、環境省及び経済産業省から構成される政府代表団が出席しました。

(4)次回会合の予定

次回会合は、2027年4月19日から30日までパナマ(パナマ共和国)で開催される予定です。
今回と同様に3条約の締約国会議を連続で開催するとともに、3条約共通の課題については合同セッションで議論する予定です。

【参考】各条約関連Webページ

ストックホルム条約関連情報
バーゼル条約関連情報
ロッテルダム条約関連情報

関連資料

担当

  • ストックホルム条約、ロッテルダム条約に関するお問合せ先

    産業保安・安全グループ 化学物質管理課長 大本
    担当者:菊野、入間川
    電話:03-3501-1511(内線 3691~5)
    メール:bzl-qqhbbf★meti.go.jp
    ※[★]を[@]に置き換えてください。

  • バーゼル条約に関するお問合せ先

    GXグループ 資源循環経済課長 田中
    担当者:高橋、丹羽
    電話:03-3501-1511(内線 3561~4)
    メール:bzl-basel★meti.go.jp
    ※[★]を[@]に置き換えてください。

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