- 我が国は、ジョージアにおいて10月26日に実施された議会選挙後の情勢の推移を注視してきています。特に、11月28日以降、同日の「EU加盟プロセスを2028年末まで開始しない」とのジョージア政府の発表を受けて、抗議活動参加者と治安当局との衝突に至り、多くの逮捕者や負傷者が発生している事態に懸念を強めています。
- 我が国は、ジョージア政府に対し、事態の悪化を回避すべく自制を促すとともに、国民の理解が得られるようジョージア政府が建設的な対応をとり、事態が早期に沈静化されることを望みます。
令和6年12月3日
(参考)ジョージア議会選挙後の情勢
- 10月26日、ジョージア議会選挙(議席数150、任期4年)が実施され、与党「ジョージアの夢」が約54%の得票を得て過半数を超える89議席を獲得。
- 他方、野党各党は本選挙で不正があったとして選挙結果を認めず、選挙のやり直しを求めて抗議活動を実施。
- 11月28日、コバヒゼ首相はジョージアのEU加盟交渉を2028年末まで開始しない旨発表した。これを受けてEU加盟を支持する市民が抗議活動を実施しており、治安部隊と衝突する事態に発展。