名古屋市長選挙（11月24日（日）投開票）に立候補している大塚耕平候補は22日、栄ラシック前で玉木雄一郎代表（衆議院議員／香川2区）らと街頭演説を行った。

　まず古川元久代表代行（衆議院議員／愛知2区）が「大塚耕平さんを知っている人は、みんな彼の人格や政策能力の高さを知っている。しかし、まだまだ大塚さんの良さが多くの人に伝わっていない。ぜひ皆さんから『大塚耕平を名古屋の顔に』とお願いしてほしい」と訴えた。

　続いて榛葉賀津也幹事長（参議院議員／静岡県）は「『正直で偏らない現実的な政治』を国民民主党の柱にしたのが大塚耕平だ。国民民主党の政策中心の政治を作り上げ、今まで誰も注目していなかった学生たちの声を拾って『103万円の壁』突破を掲げたのが大塚耕平だ」と大塚候補の実績を語った。

　玉木雄一郎代表は「大塚さんは『改革中道』という言葉を国民民主党の綱領に入れた。そしてこの『中道』は、多様な意見をしっかり聞いて、結論を丁寧に見出していく議論の作法のことだと教えてくれた。大塚さんは極端なことは言わないしパフォーマンスもしない。しかし、それが私たち国民民主党の魂になっている」と述べ、「名古屋市政にもいろいろ問題はある。すっぱり割れないこともたくさんある。どんな人の意見も聞いて、その中から丁寧に合意を形成していく、そんなリーダーが必要ではないか」と力を込めた。

　最後にマイクを握った大塚耕平候補は「なぜ名古屋がこの15年間、対立と迷走を繰り返していたか。それは正直な市政、事実をしっかり説明することが欠けているからだ。例えば私の愛する名古屋城も、改修計画が行き詰ってしまっている。今の市政は、木造で江戸時代の工法をそのまま再現できるようなイメージを振りまいているが、江戸時代の図面は一枚も残っていないのが現実だ。私は名古屋に正直で現実的な政治を取り戻す」と市政の刷新を訴えた。また、給食費無料、敬老パスの無料化と子どもへの対象拡大、がん検診無料化といった政策を紹介し、「名古屋を先進都市として発展させていく、あと2日間の選挙戦、大塚耕平を支援してほしい」と支持をよびかけた。