舟山康江参議院議員会長（参議院議員／山形県）は2日、参議院予算委員会で米価高騰対策などについて質疑を行った。

　舟山議員は備蓄米放出について「食糧法では、供給が不足する場合に備えて備蓄米を運用するとあるため、備蓄米を放出したことは当然の対応であったと思う。」としたうえで、「もし今後逆にコメ価格が下落した場合には、政府は価格引き上げ等の対策を行うのか。」と、生産者視点での政策を行う考えがあるのかどうか質した。これに対して石破総理は、「価格が下落することを想定したときに、その分の補填が納税者の負担に値するためにはどうすればいいか、ということだ。」と具体的な政策についての言及は行わなかった。

　舟山議員は続いて、「農業生産の基盤である農地が守られることは、まさに国土保全の役割を果たしているといえ、このことを生産と切り離して支援をすることは理にかなっているのではないか。」と石破総理に尋ねた。これに対し石破総理は、「どのような地域や機能に対して国がお支払いをしていくのかについては、早急に認識の一致を得る必要があるため、また委員と議論させていただきたい。」と農家支援への方向について同意の姿勢を示した。

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