- 今次閣僚会議には、166のWTO加盟国・地域の閣僚等が参加し、今日の世界経済情勢を踏まえたWTO改革のあり方などについて議論されました。
- MC14には、茂木敏充外務大臣がビデオ・メッセージを送り、国際貿易の不可欠な基盤としてのWTOの可能性、また、MC14で意思決定を含むWTO改革を開始及び複数国間のイニシアティブを進めることでWTOへの信頼を取り戻し、国際経済秩序の動揺を抑えることの重要性を強調しました。
- 島田政務官は、WTOが、公平性を確保しながら変化に対応する意思決定ができる機関に生まれ変わる必要性、MC14で、その後に続く改革への具体的な議論をキックオフすることの重要性を述べました。
- MC14では、MC15までのWTO改革案の合意に向けた作業計画が目指されたほか、1998年以降WTOにおいて継続して延長されてきた、電子的送信に対する関税不賦課モラトリアムの延長等について議論されました。しかし、一部加盟国間の考え方の相違が解決せず、未解決の案件について、5月のWTO一般理事会での決定を目指し、引き続きWTO本部を構えるジュネーブの代表部間で議論する旨合意しました。
- MC14は、現地時間3月30日未明に、閉幕しました。
3月26日から、カメルーンのヤウンデにおいて、第14回世界貿易機関(WTO)閣僚会議(MC14)が開催され、我が国から島田智明外務大臣政務官が、根本幸典農林水産副大臣及び山田賢司経済産業副大臣と共に、政府代表として参加しました。また、島田政務官は、MC14の機会に開催された各種会合に出席したほか、各国・国際機関要人との会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
1 第14回WTO閣僚会議(MC14)
2 MC14の機会に開催された各種会合等
- ウクライナとの連帯会合(EU主催)(26日)
本会合では、島田政務官を含む約35の国・地域から閣僚等が参加し、ウクライナへの連帯の姿勢を示しました。 - 国際貿易センター(ITC)文書署名式(26日)
島田政務官は、我が国のITCを通じた支援に関し、パメラ・コーク=ハミルトンITC事務局長(Ms. Pamela Rosemarie Coke-Hamilton, Executive Director of ITC)との間で、ITCを通じて実施されるパレスチナにおける「若者、女性、障害者及び避難民のデジタル能力構築」プロジェクトに対する日本政府の拠出に関する文書に署名しました。その後、島田政務官とハミルトン事務局長との間で会談を行いました。 - 多数国間暫定上訴仲裁アレンジメント(MPIA)閣僚イベント(28日)
本会合には、ゴズィ・オコンジョ=イウェアラWTO事務局長(Dr. Ngozi OKONJO-IWEALA, Director-General of the World Trade Organization)のほか、島田政務官を含む約45のMPIAメンバー国・地域の閣僚等が参加し、MPIA新規参加メンバーの参加を歓迎するとともに、閣僚声明を発出しました。 - 「電子商取引に関する協定」MC14閣僚イベント(28日)
本イベントには、オコンジョWTO事務局長のほか、島田政務官を含む多くの有志国・地域の閣僚等が参加し、「電子商取引に関する協定」の実施のための暫定的な措置が採択されました。また、同イベント後に、我が国を含む有志国・地域による「電子商取引に関する協定のための暫定的な措置に関する宣言」並びにこの取組の共同議長国を務める我が国、豪州及びシンガポールによる共同プレスリリースが発出されました。その中で茂木外務大臣は、この取組は重要性が増すグローバルなデジタル貿易を一層促進し、WTOにおけるルール形成機能の意義を示し、多角的貿易体制の強化に資するものであることや、我が国は同協定のWTO協定への組込みを目指して引き続き主導的役割を果たしていく旨を表明しました。
3 WTO事務局長及び各国要人との会談
島田政務官は、オコンジョWTO事務局長と会談し、多角的貿易体制が様々な挑戦を受ける中でのMC14の具体的な成果を踏まえて、日本として引き続きWTO体制の維持・強化にコミットしつつ、WTOが抱える諸課題に共に取り組んでいきたい旨述べました。また、MC14に出席した以下の閣僚等とそれぞれ懇談し、各国との今後の連携等について意見交換を行いました。
- ルイス・ロセンド・グティエレス・メキシコ経済省通商担当次官(Dr. Luis Rosendo Gutiérrez Romano, Vice Minister for Foreign Trade)
- マヌエル・トバール・リベラ・コスタリカ貿易大臣(H.E. Mr. Manuel Tovar Rivera, Minister of Foreign Trade)
- アレクシア・アルシバル・エクアドル生産貿易投資省貿易副大臣(H.E. Ms. Alexia Alcivar, Vice Minister of Foreign Trade, Ministry of Production, Foreign Trade and Investment)
- フェルナンド・ブルン・アルゼンチン外務副大臣(Ambassador Fernando Brun, Secretary for International Economic Relations of the Ministry of Foreign Affairs)
- クリストファー・シンクラー・バルバドス外務貿易上級大臣(The Hon. Mr. Christopher Sinckler, Senior Minister of Foreign Affairs and Foreign Trade)
- リュック・マグロワール・ンバルガ・アタンガナ・カメルーン商業大臣(H.E. Mr. Luc-Magloire Mbarga Atangana, Minister of Trade)
(参考1)第14回WTO閣僚会議(MC14)
- WTO閣僚会議はWTOの最高意思決定機関。通常は2年に1度開催。
- MC14は、3月26日~3月29日に、カメルーン共和国のヤウンデで開催。
(参考2)関連リンク・別添PDF
- 茂木外務大臣によるビデオ・メッセージ(英語)(YouTube)

- 「電子商取引に関する協定」のための暫定的な措置の採択
- 電子商取引に関する協定のための暫定的な措置に関する宣言(英文(PDF)
/仮訳(PDF)
) - 「WTO電子商取引JSI共同議長国共同プレスリリース」(英文(PDF)
) - 島田政務官によるビデオ・メッセージ(英語)(YouTube)

- MPIA:閣僚声明(英文(PDF)
)




