- 近年、東南アジア、特にメコン地域に拠点を置く犯罪組織による特殊詐欺関連等の国際的な組織犯罪の被害が深刻化しています。昨年10月の日ASEAN首脳会議においても、越境犯罪対策に関する協力の強化が確認され、各国共通の犯罪対策が喫緊の課題となっています。
- 本計画は、メコン地域4か国(カンボジア王国、タイ王国、ベトナム社会主義共和国、ラオス人民民主共和国)において、特殊詐欺関連の捜査及び国際連携を行うために必要な専門機材の配備、関係職員の研修、業務処理の要綱等の整備を通じて、各国の捜査当局の能力向上や国際的な協力基盤の構築を図り、もって地域全体の安全や持続可能な発展に寄与することが期待されます。
- 日本及びメコン地域諸国は、「日・メコン協力戦略2024」において、繁栄した強靱なメコン地域のために、団結して、国際的な組織犯罪を含む非伝統的な安全保障問題に積極的に対応することをコミットしており、本計画はこのような取組を支援するものとしても位置づけられます。
2月16日(現地時間同日)、タイ王国の首都バンコクにおいて、大鷹正人駐タイ王国日本国特命全権大使と、デルフィン・シャンツ・国際連合薬物・犯罪事務所(UNODC)東南アジア・太平洋地域代表(Ms. Delphine SCHANTZ, Regional Representative for Southeast Asia and the Pacific of the United Nations Office on Drugs and Crime)との間で、供与額5.16億円を限度とする無償資金協力「メコン地域における国際的な組織犯罪に対する越境協力強化計画(UN連携/UNODC実施)」に関する書簡の署名・交換が行われました。
(参考)日メコン協力戦略2024
2024年7月の第15回日・メコン外相会議において採択された5年間の日本とメコン地域諸国の協力方針。



