- エルサルバドルでは、行政改革を含む様々な改革が進められています。こうした改革を円滑かつ確実に実施していくためには、行政能力の更なる向上と制度の構築・改善に向けた若手行政官等の育成が急務となっています。この協力は、将来を担うエルサルバドルの若手行政官等が、日本の大学院において学位(修士・博士)を取得することを支援するものです。
- この協力により、令和8年度に最大7名(修士課程6名、博士課程1名)のエルサルバドルの若手行政官等が、我が国の大学院に留学することになります。この協力を通じて育成された人材が、将来エルサルバドルの各分野での開発課題の解決に貢献するとともに、我が国とエルサルバドルの相互理解や友好関係の構築に寄与することが期待されます。
6月26日(現地時間25日)、エルサルバドル共和国のアンティグオ・クスカトランにおいて、星野芳隆駐エルサルバドル共和国日本国特命全権大使と、フアナ・アレクサンドラ・ヒル・ティノコ・エルサルバドル共和国外務大臣(H.E. Ms. Juana Alexandra Hill Tinoco, Minister for Foreign Affairs of the Republic of El Salvador)との間で、2.64億円を供与限度額とする無償資金協力「人材育成奨学計画」(若手行政官等の留学プログラム)に関する交換公文の署名・交換が行われました。
(参考)エルサルバドル共和国基礎データ
エルサルバドル共和国は、面積約2万1千平方キロメートル(九州の約半分)、人口約637万人(2023年、世界銀行)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)4,920米ドル(2023年、世界銀行)。