- 冒頭、高市総理大臣から、ホルムズ海峡を経由するエネルギーや資源の供給が滞ることの影響を最も受けているのは、アジアであり、また、その影響は、サプライチェーンで密接に結びつく全ての国に及ぶため、深刻な懸念を共有するアジアの国が共に対応することが必要である旨述べました。
- その上で、高市総理大臣から、緊急対応と中長期な構造的対応の両輪からなる、新たな協力の枠組みとして「アジア・エネルギー・資源供給力強靭化パートナーシップ(パワー・アジア)」(Partnership On Wide Energy and Resources Resilience Asia(POWERR Asia))の立上げを発表しました。同枠組みは、アジアにおける、原油・石油製品等の調達やサプライチェーン維持のための融資などの緊急対応や、アジア域内の原油備蓄日数の拡大に向けた、備蓄・放出制度の構築や備蓄タンクの建設・利用、重要鉱物の確保・バイオ燃料といったエネルギー源多様化及び省エネへの取組を通じた産業の高度化等の構造的対応に取り組むため、総額約100億ドルの金融面での協力等を行うものです。これはアジア諸国の原油や石油製品の調達に換算すれば、最大で約12億バレル、ASEAN(アセアン)の約1年分の原油の輸入にも相当します。
- これに対し、フェルディナンド・マルコス・フィリピン大統領、アンワル・イブラヒム・マレーシア首相、ローレンス・ウォン・シンガポール首相兼財務大臣、アヌティン・チャーンウィーラクン・タイ首相兼内務大臣、レ・ミン・フン・ベトナム首相、ジョゼ・ラモス=ホルタ東ティモール大統領、タレク・ラーマン・バングラデシュ人民共和国首相、金民錫(キム・ミンソク)韓国国務総理をはじめとする出席者からは、「本会合開催への謝意と「パワー・アジア」への歓迎の意が示され、現下の課題に各国で連携して対応していくことを確認しました。また、会合後には本首脳会合に関する議長声明が発出されました。
- こうした取組は、アジア各国の安定を支え、更にアジアから日本への医療物資の調達を含め、我が国の強化につながるものです。また、高市政権が掲げる自由で開かれたインド太平洋(FOIP)の進化の具現化でもあります。
- エネルギー安全保障・経済成長・脱炭素化の同時実現を目指すアジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)についても、今回のパートナーシップを契機として、経済・エネルギー強靱化の視点を加えて進化させていきます。
令和8年4月15日
4月15日、午後3時00分から約60分間、高市早苗内閣総理大臣は、アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)パートナー国をはじめとするアジア地域の首脳らとの間でオンライン会合を行いました。
(参考1)別添
(参考2)別添
(参考3)AZEC+オンライン首脳会合出席国・機関
AZECパートナー国(豪州、ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)、韓国、インド、バングラデシュ、スリランカ、東ティモール、国際エネルギー機関(IEA)、アジア開発銀行(ADB)、東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)


