「1 各国による懸命な外交努力にも関わらず、ロシアは、キーウを含むウクライナ全土への激しい攻撃を継続している。我が国として、早期の全面停戦、ひいては、公正かつ永続的な平和実現に向けた、ロシアによる前向きな対応を強く求める。
2 欧州とインド太平洋の安全保障は不可分であり、ウクライナに平和を実現するにあたっては、欧州のみならず、インド太平洋を含む世界の安全保障への影響も考える必要がある。また、平和が維持されるためには、再侵略を抑止する和平の枠組みの構築が重要。この点、この会合はまさに時宜にかなったもの。更に、我が国としては、米国を含む関係国の関与も重視しており、引き続き国際社会と連携しつつ、取り組んでいく考え。
3 ウクライナの経済社会面の強靱化のために、我が国は、引き続き官民一体となってウクライナの復旧・復興の取組を後押ししていく。その一環として、復興の大前提となる地雷対策を推進するべく、地雷対策会議を10月22日に東京で開催する。
4 本日の会合が、ウクライナにおける公正かつ永続的な平和に向けた重要な一歩となることを強く期待している。」
7月10日、石破茂内閣総理大臣は、英国・フランス政府の主催で同日開催された「ウクライナに関する有志連合オンライン首脳会合」に際し、書面メッセージを発出したところ、メッセージの概要は以下のとおりです。