プレスリリース
農林水産省
笹川農林水産副大臣は、令和7年6月29日(日曜日)から7月2日(水曜日)まで、イタリアを訪問し、第44回FAO総会において日本政府代表演説を行うとともに、
国連食糧農業機関(FAO)、国際農業開発基金(IFAD)の要人と会談を行いました。
1.概要
笹川農林水産副大臣は、国連食糧農業機関(FAO)第44回総会に出席し、「食料と農業の現状:食料安全保障のためのイノベーションの促進」をテーマに以下を内容とする政府代表演説を行いました。
また、屈FAO事務局長、ムケシマナIFAD副総裁と会談を行い、食料安全保障その他の農林水産政策の課題や連携等について意見交換を行いました。
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FAO総会での政府代表演説 |
<演説の概要>
- 強靭で持続可能な農業・食料システムへの変革の基礎として、我が国は、既存の国内農業資源とあらゆる形のイノベーションを活用し、持続可能な方法で生産性を向上することを提案。
- 我が国は昨年、食料・農業・農村基本法を改正し、環境と調和のとれた持続可能な農業への転換を目指し、これらを実行するための基本計画も策定。
- イノベーションを促進するには、各国の気象条件や生産構造に合わせた技術の現地化が必要。ASEAN各国をはじめ各地域の状況に応じた協力を実施。
- 我が国の研究機関による、窒素肥料を大幅に削減しても収量が維持できるBNI強化コムギという技術について、国際共同研究を実施中。
- イノベーションの更なる推進に当たっては、スタートアップを含めた民間セクターとの連携を深めることが重要。
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屈FAO事務局長とのバイ会談 |
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ムケシマナIFAD副総裁とのバイ会談 |