- 冒頭、石破総理大臣から、ドイツ新政権の発足とメルツ首相の就任に対して祝意を述べ、政府間協議等を通じ、日独関係はかつてなく緊密かつ強固であり、同首相と緊密に連携していきたい旨伝えたのに対し、メルツ首相は謝意を述べるとともに、石破総理と一緒に協力できることを嬉しく思う旨述べました。
- 石破総理大臣は、近年日独安全保障協力が着実に進展し、ドイツがインド太平洋地域への関与を強化していることを歓迎すると共に、経済安全保障の分野でも連携を強化したい旨述べました。メルツ首相からは、アジアにおける重要なパートナーである日本と経済を含む幅広い分野での協力を強化していきたい旨発言がありました。
- また、両首脳は、米国の関税措置が世界経済や多角的貿易体制に与える影響を踏まえつつ、経済分野について幅広く議論しました。
- さらに、両首脳は、ウクライナ情勢やインド太平洋情勢についても意見交換し、今後とも国際社会の諸課題に対し、日独両国が緊密に連携して対応していくことで一致しました。
- 両首脳は、今後も緊密に意思疎通していくことで一致しました。
令和7年5月20日
5月20日、午後4時10分から約30分間、石破茂内閣総理大臣は、フリードリヒ・メルツ・ドイツ連邦共和国首相(H.E. Mr. Friedrich Merz, Chancellor of the Federal Republic of Germany) と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。