- 冒頭、松本政務官から、生命の根幹である水・衛生の確保は、人間の安全保障の観点からも極めて重要であり、来年に開催される国連水会議を含め、国際場裏において緊密に連携していきたい旨述べました。これに対し、ルトノ国連水担当特使は、水が人間にとって不可欠な存在であると同時に、世界は水不足や汚染といった様々な課題に直面しており、各国の連携の必要性を述べられ、国連水会議2026の議論を含め、水に関する日本のリーダーシップを期待している旨述べました。
- また、松本政務官から、気候変動の影響もあり、世界各地で洪水や干ばつといった水由来の災害が頻発化・激甚化している旨述べました。これに対し、ルトノ国連水担当特使は、日本の水災害や水インフラ開発に関する経験や知見を、世界の水問題解決に引き続き生かしてほしい旨述べました。
- 双方は、水分野において、「仙台防災枠組」を始めとする防災の取組を踏まえた議論を推進していくことの重要性について意見交換しました。
[参考1]国連水会議
国連水会議2023は、46年ぶりに水に特化した国連会議として、2023年3月に国連本部にて開催された。全体討議及び5つのテーマ別討議で構成され、日本は、「テーマ3:気候、強靱性、環境に関する水」においてエジプトと共同議長(日本議長:上川総理特使(当時))を務めた。次回の国連水会議は、来年12月にアラブ首長国連邦にて開催予定。
[参考2]関連リンク