【朝日新聞 宮脇記者】先ほど言及していただいた部分と一部重複するんですけれども、茂木大臣は、昨日のサウジアラビア、水曜日にはクウェート、トルコと電話協議を相次いでやっておられます。また、高市総理は日米首脳会談で、諸外国に働きかけてしっかりと応援したいと述べており、総理自身も電話協議等をやっておられるかと思います。日本政府として、こういった外交努力を続ける狙いや意図というのを、改めてちょっと詳しくお伺いできればと思います。
【茂木外務大臣】今般の攻撃開始、2月28日から1か月以上がたつところでありますが、緊迫した情勢が続いておりまして、何度も強調しておりますが、今、何よりも大切なことは、事態の早期沈静化を図っていくということでありまして、こうした観点から、我が国として、関係国と意思疎通を重ねているところであります。
私自身、事態の発生直後から、G7諸国であったり、湾岸諸国、やっていないのはバーレーンですか、ほぼすべての国、また当事国、米国は訪問させていただきましたし、さらには、イスラエル、そして、イランのアラグチ外相とは2回会談を重ねてきておりまして、今週に入ってからも、クウェート、トルコ等々と電話会談を行ったところであります。
昨日には、米・イラン間の仲介役を行っているサウジアラビアのファイサル外相本人が、イスラマバードの会議にも出席をしているということでありまして、電話会談を行いまして、事態の早期沈静化に向けて緊密に連携していくこと、そして、エネルギーの安定供給の観点も含めて、ホルムズ海峡、そして、今、サウジアラビアは東側から西側にパイプラインを通して、紅海を通ったルートで石油を供給すると、こういう形で、バブ・エル・マンデブ海峡の航行の安全性、この二つについて、極めて重要であるということで一致を見たところであり、また、先ほど申し上げましたが、英国主催のホルムズ海峡に関する外相オンライン会合にも出席しまして、各国で連携も確認をさせていただきました。
今後も、我が国として、引き続き、関係国や国際機関を含めた国際社会と緊密に連携しながら、あらゆる外交努力を行っていきたいと思っております。米国との間では、日本は同盟関係にあるわけであります。そしてまた、イスラエル、さらにはイランとも、長年にわたる関係を維持してきております。さらに、エネルギー関係も含めて、湾岸諸国等々とも深いつながりというのがあるわけでありまして、そういった日本の立場、また率直に意見交換できる、そういった様々なルートがあるわけでありまして、そういったものも生かしながら、事態の早期沈静化に向けて、日本としてやれることはすべてやっていこうと、こういう思いで、今、外交努力を続けてるところであります。