12月3日(火曜日)、インド・エネルギー・資源研究所(TERI)の主催、産業技術総合研究所、経済産業省等の共催により、第6回RD20(Research and Development 20 for Clean Energy Technologies)国際会議リーダーズセッションがインド・ニューデリーで開催されました。19か国・地域を代表するクリーンエネルギー技術の研究機関のリーダーが参加し、脱炭素化のためのイノベーション創出に向けた議論やG20との関わりを含めたRD20の今後の活動拡大に関する議論が行われました。
会議の概要
RD20は、日本主導で2019年に発足した、G20各国・地域の主要な研究機関がカーボンニュートラルの実現に向けた研究開発の国際連携を促進するためのイニシアティブ(枠組み)です。第1回から第5回までのRD20国際会議は日本国内(東京又は福島)で開催されましたが、第6回となる今回は初めての日本国外での開催として、RD20メンバー機関であるインド・エネルギー・資源研究所(TERI)の主催により、インド・ニューデリーにて開催されました。
12月3日(火曜日)の第6回RD20国際会議リーダーズセッションの開会セレモニーにおいて、加藤明良経済産業大臣政務官はビデオメッセージを寄せ、カーボンニュートラルに向けた国際協力を促進するRD20の活動への期待などを述べました。
開会セレモニー後、インド・新・再生可能エネルギー省のArun K. Tripathi顧問とAbhay Bhakre 局長が登壇し、インドにおけるエネルギー転換政策とクリーン水素の役割に関する講演と議論が行われました。また、RD20の活動紹介として、若手研究者の育成を国際的に推進するサマースクールや本年10月に日本で開催されたRD20東京シンポジウムなどの実績報告、またクリーンエネルギー分野の研究開発・実証及び国際連携を促進するイニシアティブであるミッション・イノベーションとRD20の連携に関する議論が行われました。
その後、議長である産業技術総合研究所の石村和彦理事長の下で、日本を含めた19か国・地域の22研究機関のリーダーにより、RD20の更なる活動拡大を見据えた今後のRD20からG20への貢献や、来年度以降のRD20の活動などに関する議論が行われました。議論の結果はリーダーズレコメンデーションとしてまとめられ、後日RD20ホームページ上で公開される予定です。
なお、リーダーズセッションに先立つ12月2日(月曜日)にはテクニカルセッションが開催され、水素やバイオ燃料などに関する技術的な議論が行われました。また、続く4日(水曜日)、5日(木曜日)には関係者限りのワークショップが開催されます。
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