- トーゴでは、灌漑施設等の農業生産基盤が十分に整備されておらず、近年、不安定な降雨と天候不順により、穀物の生産量が不足かつ不安定な状況にあります。特に主要食糧の一つである米は極度な不足状態にあり、需要に対し国内生産が不足しているため、食料安全保障への対策が急務となっています。
- この協力は、トーゴの食料安全保障の改善等を目的とし、同国に対し、食糧援助を実施するものです。
- 我が国は、2022年8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD 8)において、食料危機対応・持続可能な農業生産支援に取り組むことを表明しており、この協力はこれを具体化するものです。
8月5日(現地時間同日)、トーゴ共和国の首都ロメにおいて、胡摩窪淳志駐トーゴ共和国日本国特命全権大使(コートジボワールにおいて兼轄)とアントワン・レクパ・ベベニ・トーゴ共和国農業・村落給水・地方開発大臣(H.E. Mr. Antoine Lékpa GBEGBENI, Minister of Agriculture, Village Hydraulics and Rural Development, Republic of Togo)との間で、供与額2.00億円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の署名・交換が行われました。
(参考)トーゴ共和国基礎データ
トーゴ共和国は、面積約5万6,790平方キロメートル、人口930万人(2023年、世界銀行)、人口1人当たり国民総所得(GNI)は1,030米ドル(2023年、世界銀行)。