- 冒頭、石破総理大臣から、ファン・デア・ベレン大統領の訪日を歓迎した上で、明治政府が初めて正式参加した1873年のウィーン万博に言及するとともに、大阪・関西万博を通じた両国のビジネスや科学技術分野における協力の更なる強化を望む、また、国際情勢が厳しさを増す中、価値や原則を共有するオーストリアと、二国間・国際場裏の双方で連携を強化したい旨述べました。
- これに対し、ファン・デア・ベレン大統領は、今回の訪問に経済大臣が同行しており、万博を契機に経済関係を強化したい旨述べ、両者は、二国間関係をさらに発展させていくことで一致しました。
- また、両者は、米国の関税措置が世界経済や多角的貿易体制に与える影響を踏まえつつ、経済分野について幅広く議論しました。
- さらに、両者は、ウクライナ情勢やインド太平洋情勢につき意見交換を行い、国際場裏において両国が引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
令和7年5月21日
5月21日、午後4時5分から約20分間、石破茂内閣総理大臣は、大阪・関西万博のナショナルデー行事に出席するため訪日中のアレクサンダー・ファン・デア・ベレン・オーストリア共和国連邦大統領(H.E. Dr. Alexander Van der Bellen, Federal President of the Republic of Austria)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。