冒頭、茂木大臣から、昨年11月の外務大臣就任直後の会談以来、G7外相会合や二国間会談を通じて、厳しい国際情勢について認識をすり合わせ、連携を確認してきたクーパー外相を、今回初めて日本にお迎えすることができ、大変うれしい旨述べました。その上で、国際秩序全体が揺らぐ中、基本的価値を共有する「強化されたグローバルな戦略的パートナー」である英国との連携の重要性は一層増している旨強調しました。これに対し、クーパー外相からも同様の認識が示された上で、今回の第10回日英外相戦略対話を通じて、日英の連携強化に今後とも取り組んでいきたい旨発言がありました。
4月20日、午後6時20分から約110分間、茂木敏充外務大臣は、訪日中のイヴェット・クーパー英国外務・英連邦・開発大臣と第10回日英外相戦略対話(協議及びワーキング・ディナー)を行いました。今回の戦略対話を踏まえ、両外相は共同プレスステートメントを発出しました。
また、今次戦略対話の機会に、両大臣は「海外における自国民保護に関する日英協力覚書」への署名を行いました。
1 総論
2 二国間関係
- 茂木大臣から、本年1月のキア・スターマー英国首相から高市早苗内閣総理大臣への英首相公式別荘「チェッカーズ」への招待に謝意を述べた上で、将来的な首脳間の往来等に向け、緊密に協力していきたい旨述べました。
- 両大臣は、欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障は不可分という認識の下、近年の日英協力の大幅な進展を踏まえつつ、両国の安全保障協力の要であるグローバル戦闘航空プログラム(GCAP)の進展を更に加速することで一致しました。
- 両大臣は、日英EPA及びCPTPPでの連携や経済版2+2を通じた経済安全保障の協力拡大等、経済面での日英協力の着実な進展を確認した上で、重要鉱物のサプライチェーン強靱化を含め、今後も包括的で具体的な協力を進めていくことで一致しました。
- 両大臣は、今般署名された「海外における自国民保護に関する日英協力覚書」を踏まえて、海外における自国民保護に関し、平時からの情報共有や緊急時における相互協力を一層強化することで一致しました。
3 地域・国際情勢
- 両大臣は、中国、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応を始めとするインド太平洋情勢、ウクライナ情勢といった国際社会の諸課題についても議論し、日英が、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
- 茂木大臣は、現下の喫緊の課題であるイラン情勢を含む中東情勢について、事態の早期沈静化に向け引き続き外交努力を続けていく旨述べつつ、ホルムズ海峡における航行の安全確保の重要性を強調しました。両大臣は、事態の早期沈静化に向け、引き続き意思疎通していくことで一致しました。
- 両大臣は、国連安保理改革、軍縮・不拡散等、国際場裡における協力についても意見交換を行いました。
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