5月5日(現地時間)、松本政務官は、モハメド・アリー・ナフティ・チュニジア共和国外務・移民・在外チュニジア人大臣(H.E. Mr. Mohamed Ali Nafti, Minister of Foreign Affairs, Migration and Tunisians Abroad of the Republic of Tunisia)を表敬しました。
両者は、本年の大阪・関西万博、第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)といった重要な行事、また来年2026年(令和8年)の外交関係樹立70周年といった機会を通じて、両国の関係を一層強化していくことで一致しました。また、両者の間で、早期の合同委員会の開催の必要性についても一致しました。さらに、松本政務官から、本年8月に開催予定のTICAD 9へのサイード大統領の参加を呼びかけたほか、東アジア情勢等についても意見交換を行い、引き続き連携していくことで一致しました。
5月4日から5月5日にかけて、松本尚外務大臣政務官は、チュニジア共和国を訪問しました。概要は以下のとおりです。
1 ナフティ外相への表敬


2 ベン・アイエド外務大臣付国務長官との会談及びワーキングランチ


5月5日(現地時間)、松本政務官は、モハメド・ベン・アイエド・チュニジア共和国外務大臣付国務長官(H.E. Mr. Mohamed Ben Ayed, Secretary of State to the Minister of Foreign Affairs, Migration and Tunisians Abroad of the Republic of Tunisia)と会談しました。
松本政務官からは、本年8月に横浜で開催するTICAD 9において、様々な課題への解決策をアフリカ諸国と共に創るための取組について触れた上で、サイード大統領の参加を招請しました。また、来年の外交関係樹立70周年を機に、二国間協力が一層深化することを期待する旨述べました。両者は、今後も二国間の経済関係や人的交流等の一層の強化に向けて取り組んでいくことで一致しました。
そのほか、両者は、安保理改革を含む国際場裏における協力や、中東情勢等についても意見交換を行い、引き続き密に連携していくことで一致しました。
3 保健・医療機材引渡式への出席及び病院視察


5月5日(現地時間)、松本政務官は、チュニス市内の国立ラブタ病院を訪問し、ムスタファ・フェルジャニ・チュニジア共和国保健大臣(H.E. Dr. Mustapha Ferjani, Minister of Health of the Republic of Tunisia)と共に、令和3年度無償資金協力「経済社会開発計画」によって同病院を含む国内23の病院に供与された日本製内視鏡等の医療機材の引渡式に出席しました。
ラブタ病院では、心臓病分野の日本とチュニジアの知見をアフリカ各国に共有するための第三国研修が本年度から実施予定であり、関連部門の視察も行いました。同研修では、今回供与した機材も活用される予定です。
これらの協力を通じ、チュニジアの医療環境の改善とともに、アフリカの保健・医療分野の能力強化に資することが期待されます。