APECデジタルAI大臣会合(TELMIN11)を開催しました

8.7 (木) 01:00
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2025年8月4日(月曜日)、大韓民国(仁川)においてAPECデジタルAI大臣会合(TELMIN11)が開催され、経済産業省からは渋谷大臣官房審議官(IT戦略担当)が出席しました。同会合では、APEC参加国・地域が参加し、情報通信分野に係る政策の諸課題等について議論を行い、成果文書として閣僚声明が採択されました。

1.会合の概要

APECにおける情報通信分野の大臣会合は、2015年にマレーシア(クアラルンプール)で開催されて以来、10年ぶりの開催となりました。
韓国(仁川)で開催された本年の会合では、韓国が議長として設定した3つのテーマ(「(1)課題解決のためのデジタル・AIイノベーションの促進」、「(2)普遍的かつ有意義なデジタルコネクティビティの向上」、「(3)安全で信頼できるデジタル・AIエコシステムの創出」)について議論が行われました。

渋谷審議官からは、「(1)課題解決のためのデジタル・AIイノベーションの促進」に関する議論において、我が国が直面する少子高齢化や労働人口の減少、災害対応、国際競争力の低下といった社会経済上の課題に対し、デジタル・AIの活用が不可欠であるとの認識を示しました。
その上で、2025年5月に制定された人工知能関連技術の研究開発及び活用の推進に関する法律(令和七年法律第五十三号)に基づき、今冬までにAI基本計画を策定予定であること、また、内閣総理大臣を本部長として設置予定のAI戦略本部の下、政府全体でAI政策を推進していく旨を説明しました。
さらに、経済産業省によるAIデータセンターへの大規模投資、スタートアップ支援、AI人材育成、高齢化や災害対応等の社会課題に対応したAIサービスの開発・実装支援など、具体的な取組を紹介し、今後は、日本が強みを有するロボット・自動車・ポップカルチャー等の分野におけるAI活用を通じて、産業競争力の強化、持続的な経済成長を目指す考えを示しました。

閣僚間の議論の結果、本会合の成果として、閣僚声明が採択されました。
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2.アメリカ合衆国のマイケル・クラツィオス大統領府科学技術政策局長との会談

本会合の機会を捉え、渋谷審議官は、総務省と連携の上、米国のクラツィオス大統領府科学技術政策局長との会談を実施し、相手方と共有する政策上の課題等について対話を深めました。

関連資料

担当

商務情報政策局 国際室長 猪飼
担当者:坂本、青山
電話:03-3501-1511(内線3991)
メール:bzl-ci_internationalaffairs★meti.go.jp
※ [★]を[@]に置き換えてください。
2025年8月4日(月曜日)、大韓民国(仁川)においてAPECデジタルAI大臣会合(TELMIN11)が開催され、経済産業省からは渋谷大臣官房審議官(IT戦略担当)が出席しました。同会合では、APEC参加国・地域が参加し、情報通信分野に係る政策の諸課題等について議論を行い、成果文書として閣僚声明が採択されました。

1.会合の概要

APECにおける情報通信分野の大臣会合は、2015年にマレーシア(クアラルンプール)で開催されて以来、10年ぶりの開催となりました。
韓国(仁川)で開催された本年の会合では、韓国が議長として設定した3つのテーマ(「(1)課題解決のためのデジタル・AIイノベーションの促進」、「(2)普遍的かつ有意義なデジタルコネクティビティの向上」、「(3)安全で信頼できるデジタル・AIエコシステムの創出」)について議論が行われました。

渋谷審議官からは、「(1)課題解決のためのデジタル・AIイノベーションの促進」に関する議論において、我が国が直面する少子高齢化や労働人口の減少、災害対応、国際競争力の低下といった社会経済上の課題に対し、デジタル・AIの活用が不可欠であるとの認識を示しました。
その上で、2025年5月に制定された人工知能関連技術の研究開発及び活用の推進に関する法律(令和七年法律第五十三号)に基づき、今冬までにAI基本計画を策定予定であること、また、内閣総理大臣を本部長として設置予定のAI戦略本部の下、政府全体でAI政策を推進していく旨を説明しました。
さらに、経済産業省によるAIデータセンターへの大規模投資、スタートアップ支援、AI人材育成、高齢化や災害対応等の社会課題に対応したAIサービスの開発・実装支援など、具体的な取組を紹介し、今後は、日本が強みを有するロボット・自動車・ポップカルチャー等の分野におけるAI活用を通じて、産業競争力の強化、持続的な経済成長を目指す考えを示しました。

閣僚間の議論の結果、本会合の成果として、閣僚声明が採択されました。
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2.アメリカ合衆国のマイケル・クラツィオス大統領府科学技術政策局長との会談

本会合の機会を捉え、渋谷審議官は、総務省と連携の上、米国のクラツィオス大統領府科学技術政策局長との会談を実施し、相手方と共有する政策上の課題等について対話を深めました。

関連資料

担当

商務情報政策局 国際室長 猪飼
担当者:坂本、青山
電話:03-3501-1511(内線3991)
メール:bzl-ci_internationalaffairs★meti.go.jp
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