- 大西政務官は、挨拶において、国連安全保障理事会決議第1325号の採択25周年となる今年、日本はノルウェーと共にWPSフォーカルポイント・ネットワークの共同議長を務め、国際的な議論を牽引してきたことに触れつつ、不確実性が増している国際情勢の中でこそ、女性の参画を推進し、ジェンダーの視点を政策に取り入れるWPSが一層重要であり、共同議長としての経験を活かし、WPSに関わるステークホルダーと共に今後も益々WPSの推進に取り組んでいく旨述べました。
- 本シンポジウムでは、冒頭のグンボンズバンダUN Women事務局次長からのビデオメッセージに続いて、髙橋WPS担当大使及びシグネ・イーレン・ノルウェー外務省WPS特使が基調講演を行いました。続くパネル・ディスカッションでは、WPSに関わる様々な分野の専門家を迎え、これまでの国内外でのWPSの取組やその課題、WPS推進のためのAI技術の活用や、若者の積極的な参画を促す方策等について議論しました。
- 本シンポジウム及びレセプションは、2000年10月31日に国連安全保障理事会においてWPSに関する初の決議第1325号が採択されたことを記念して開催されました。
 
 
 
 
10月31日、外務省は、シンポジウム「女性・平和・安全保障(WPS)―25年とその先へ」を駐日ノルウェー王国大使館にて同大使館及びUN Women日本事務所と共催しました。また、本シンポジウムに続いて開催された駐日ノルウェー大使主催レセプションには、大西洋平外務大臣政務官が出席し、冒頭挨拶を行ったところ、概要は以下のとおりです。
(参考1)女性・平和・安全保障(Women, Peace and Security: WPS)
2000年10月31日、国連安全保障理事会において、同理事会史上初めて、国際的な平和と紛争予防、紛争解決には女性の平等な参画や紛争下の性暴力からの保護、ジェンダー平等が必要であると明記した「女性・平和・安全保障(Women, Peace and Security: WPS)に関する安保理決議第1325号」が全会一致で採択された。同決議及び関連決議を実施するため、日本はこれまで3次にわたり行動計画を策定・実施している。
(参考2)WPSフォーカルポイント・ネットワーク
WPSフォーカルポイント・ネットワークは、国連加盟国のWPSに関するコミットメント促進を目的とするネットワークで、各国/地域機構の教訓や好事例を共有し、関心国に広く共有する役割を担う。2025年10月現在、96か国・10地域機構の合計106のメンバーが参加。日本は、ノルウェーと共に本ネットワークの2025年共同議長を務める。



