- ジンバブエでは、2023~2024年の農繁期を襲った100年に1度とも言われる干ばつによって、同国の主食であるメイズ生産量は平年の3分の1にとどまったほか、2024年の雨期の降水量も平年以下であったため、2024年12月時点において710万人が深刻な食料危機に瀕しており、同国の食料安全保障への対策が急務となっています。
- この協力は、ジンバブエの食料安全保障の改善を目的とし、同国に対し、WFPを通じて、食糧援助を実施するものです。
- 我が国は、2022年(令和4年)8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD 8)において食料危機対応・持続可能な農業生産支援に取り組むことを表明しており、この協力は、これらを具体化するものです。
8月6日(現地時間同日)、ジンバブエ共和国の首都ハラレにおいて、山中晋一駐ジンバブエ共和国日本国特命全権大使と、バーバラ・クレメンス世界食糧計画ジンバブエ共和国事務所代表(Representative and Country Director of the World Food Programme in the Republic of Zimbabwe)との間で、供与額2.00億円の無償資金協力「食糧援助(WFP連携)」に関する書簡の署名・交換が行われました。
(参考)ジンバブエ共和国基礎データ
ジンバブエ共和国は、面積約38万6千平方キロメートル、人口約1,634万人(2023年(令和5年)、世界銀行)、人口1人当たり国民総所得(GNI)は2.060米ドル(2023年(令和5年)、世界銀行)。