- 石破総理大臣から、シュタインマイヤー大統領の訪日を歓迎し、同大統領による、日独二国間の関係強化等への多大な貢献に敬意を表するとともに、国際社会が大きな課題に直面する中、価値や原則を共有する重要なパートナーであり、欧州を牽引するドイツとの緊密な連携は非常に重要である旨述べました。
- これに対して、シュタインマイヤー大統領は、これまで何度も訪日していることは日本が重要なパートナーであるとの表れである、法の支配等を支持する国同士として連携したい旨述べました。



6月19日、午後6時15分頃から約40分間、石破茂内閣総理大臣は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のナショナルデー行事に出席するため訪日中のフランク=ヴァルター・シュタインマイヤー・ドイツ連邦共和国大統領(H.E.Dr.Frank-Walter Steinmeier, President of the Federal Republic of Germany)と会談を行うとともに、引き続き、午後7時15分から約65分間、ワーキング・ディナーを行ったところ、概要は以下のとおりです。
また、午後7時から7時10分まで、石破総理は、同大統領に同行して訪日したドイツ経済界関係者を中心とする一行の表敬を受け、両国間で産学官の関係が緊密になっていることを歓迎し、一行の訪日を通じて経済分野を始めとする日独関係の更なる発展を期待する旨述べました。
1 冒頭
2 二国間関係
- 石破総理大臣から、欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障が不可分の中、ドイツがインド太平洋地域への関与を強化していることを歓迎する旨述べ、両者は安全保障分野や経済安全保障の分野における協力を更に強化していくことを確認しました。
- また、両者は、大阪・関西万博を通じて、両国の経済・科学技術分野における協力を強化していくことで一致しました。
- さらに、石破総理大臣から、姉妹・友好都市を通じた交流や、日独フォーラムやベルリン日独センターの活動を通じた知的・人的交流の進展を期待する旨述べたのに対し、シュタインマイヤー大統領は、両国が幅広い分野において交流を深めることで、日独関係が更に強固なものになることを願う旨述べました。
3 地域情勢
両者は、ウクライナ情勢、インド太平洋情勢やNATOを巡る協力等についても意見交換し、今後とも国際社会の諸課題に対し、日独両国が緊密に連携して対応していくことで一致しました。