【茂木外務大臣】今年最初の記者会見になります。今年もどうぞよろしくお願いします。
まず、私の海外出張について御報告します。
明日、1月10日から18日まで、イスラエル、パレスチナ、カタール、そして、フィリピン、インドを訪問する予定です。
これまで、G7外相会合など、国際会議への出席のため、既に昨年3回、海外出張を行ってきて、その中で、各国のカウンターパートとのバイ会談等も行ってきましたが、今年最初の出張は、初の二国間訪問と、こういった形で、中東と、そしてアジア地域、これを、訪問する予定であります。
既存の国際秩序、これが大きく揺らぐ中、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持すべく、同志国との連携、さらにはグローバル・サウスと呼ばれる国々との関係強化、かつてなく重要になってきていると考えております。
こうした観点から、まずは、国際社会の安定にとって重要な中東地域を訪問いたします。
イスラエルとパレスチナを取り巻く状況の改善のためにはまず、「包括的計画」の着実な実施が重要であり、日本としても、積極的な役割を果たす考えであります。さらに、この地域の緊張緩和と平和構築を達成していくためには、長年にわたる相互不信、この払拭というものが必要だと考えておりまして、それに向けてイスラエル、パレスチナ双方が、具体的な前向きな発言だけではなくて、行動をとっていくことが重要だと考えております。
日本は、イスラエル、パレスチナ双方と、良好な関係を維持してきております。今回の私の、中東訪問、この大きな目的は、こうした信頼関係を踏まえて、今後の具体的な対応について、双方に率直な考えを伝え、日本の協力についても、説明をしたいと、こんなふうに考えているところであります。
まず、中東和平、この実現に向けて「包括的計画」、これを着実に実行していくことが重要でありますが、その次の段階を考えたときに、やはりこの相互不信というものを解消していくということがやはり地域の安定につながるという観点から、イスラエルもやるべきことがある、また、パレスチナもやるべきことがある、そのことについて、率直に日本として、考えを伝える。そして日本としても、それに向けて協力していくということを説明したいと、こんなふうに考えております。
また、もう一つ、インド、そして、フィリピンでありますが、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の実現に向けて、重要なパートナーでありますフィリピン、インドとは、外相を始めとする要人との間で、地域情勢や国際情勢について、じっくりと議論を行い、安全保障、経済等、様々な分野で連携を強化していきたい、このように考えているところであります。
「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の提唱から、ちょうど今年で10年を迎えるという流れで、この「自由で開かれたインド太平洋」の重要性は増していると。同時に、国際社会を取り巻く環境は変化しているわけでありまして、そういった変化に合わせて、このFOIPも、進化をさせていかなければいけない、こういった議論もできればと思っておりますし、FOIPの実現に向けて、極めて重要な国でありますインド、そして、フィリピンと、こういった点も含めて、議論を深めたいと、こんなふうに考えております。
私からは以上です。
