4月24日(木曜日)から25日(金曜日)にかけて、英国・ロンドンにおいて、「エネルギー安全保障の未来サミット」が開催されました。また、経済産業省は、本サミットにあわせて、4月23日(水曜日)に、天然ガス・LNGに関するサイドイベント「ガスリザーブメカニズムと柔軟性オプションを通じたガスセキュリティ強化」を国際エネルギー機関 (IEA)と共催しました。
1.エネルギー安全保障の未来サミット
IEAと英国共催の「エネルギー安全保障の未来サミット」では、将来のエネルギー情勢に関する不確実性が増す中、IEA加盟国や招待国、国際機関、エネルギー関係企業などの出席の下、石油・ガスなどの安定供給確保に加えて、重要鉱物やクリーンエネルギー技術のサプライチェーンの強靱化など、エネルギー安全保障上の課題について包括的に議論が行われました。
経済産業省からは靏田国際資源エネルギー戦略統括調整官が出席し、エネルギー安全保障確保に向けて、各国の事情に応じた多様な道筋の下、共通の課題に協力して対応する必要があることや、エネルギー安全保障気候変動対策・経済成長の同時実現に向けてあらゆる技術やエネルギー源の活用や調達先の多角化の重要性等について発信するとともに、ガスや電力セキュリティなどの分野におけるIEAの新たな役割への期待を表明しました。

2.天然ガス・LNGに関するサイドイベント「ガスリザーブメカニズムと柔軟性オプションを通じたガスセキュリティ強化」
「エネルギー安全保障の未来サミット」の前日には、IEAと経済産業省共催の天然ガス・LNGに関するサイドイベント「ガスリザーブメカニズムと柔軟性オプションを通じたガスセキュリティ強化」を開催しました。IEA加盟国や招待国、エネルギー関係企業などが過去のガス危機を振り返り、天然ガス・LNGの役割を確認するとともに、ガスセキュリティ分野におけるIEAの役割の強化や、将来の不確実性に備えたガスリザーブメカニズム、ガスの需給の見通しについて議論を行いました。
靏田国際資源エネルギー戦略統括調整官からは、IEAによるガスリザーブメカニズムやガス需給見通しに関する調査・分析の強化の必要性を発信するとともに、各国の特性に合わせたガスリザーブメカニズム導入への期待を示しました。
担当
-
1.エネルギー安全保障の未来サミットについて
資源エネルギー庁 長官官房 国際課長 白井
担当者:来海、水谷
電話:03-3501-1511(内線 4491)
メール:bzl-s-enecho-kokusai★meti.go.jp
※[★]を[@]に置き換えてください。 -
2. 天然ガス・LNGに関するサイドイベントについて
資源エネルギー庁 資源燃料部 資源開発課長 長谷川
担当者:中、桝田
電話: 03-3501-1511(内線 4641)
メール: bzl-kaihatsuka-shigengaiko-kikaku★meti.go.jp
※[★]を[@]に置き換えてください。