6月17日、鯰博行アジア大洋州局長は、劉勁松(りゅう・けいしょう)中国外交部アジア司長と北京において協議を実施し、日中関係及び双方の関心事項について率直な意見交換を行いました。
ALPS処理水について、双方は、昨年11月及び本年5月の日中首脳会談を踏まえ、建設的な態度をもって協議と対話を通じて問題を解決する方法を見い出していくことを改めて確認するとともに、これまでの意思疎通の進展を踏まえて協議のプロセスを加速していくことで一致しました。日本側から、中国側による日本産食品の輸入規制の即時撤廃を改めて求めました。
また、日本側からは、尖閣諸島を巡る情勢や東シナ海のブイを始めとした中国の海洋活動、中国における邦人拘束事案等について、我が国の立場に基づき改めて申入れるとともに、台湾に関する我が国の立場を改めて明確に伝達しました。双方は、今後とも緊密な意思疎通を継続していくことで一致しました。