- 5月16日、船越健裕外務事務次官は、ランドー副長官と意見交換を行いました。
- 両者は、安全保障、経済分野を始めとした日米協力について幅広く意見交換を行い、本年2月の日米首脳会談の成果を踏まえ、日米同盟の一層の強化に向け、今後も緊密に連携していくことを確認しました。また、両者は、日米安全保障協議委員会(日米「2+2」)を早期に開催することでも一致しました。
- また、両者は、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた具体的な施策に関する外務省・国務省間の協議を実施していくことで一致しました。
- さらに、両者は、日米韓、日米比、日米豪印といった地域における同志国連携の一層の強化の重要性を確認しました。
- 両者は、中国をめぐる諸課題、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応等の地域情勢について意見交換を行いました。また、船越次官は、拉致問題について、米国政府の一貫した支持をランドー副長官から改めて確認し、謝意を表明しました。
- 両者は、今後も日米協力を一層深化させるため、日米の次官協議の定例化で一致しました。また、両者は、日米韓次官協議を推進していくことでも一致しました。
- 米国滞在中、船越外務次官は、アレックス・ウォン国家安全保障担当大統領次席補佐官(Mr. Alex Wong, Deputy National Security Advisor to the President of the United States)、アンドリュー・ベイカー国家安全保障担当副大統領補佐官(Dr. Andrew Baker, National Security advisor to Vice President of the United Staes)とも意見交換を行い、日米が直面する共通の課題について幅広く意見交換を行いました。また、船越外務次官は、スティーブ・デインズ米国連邦上院議員(Senator Steve Daines, United States Senate)、ウィリアム・ハガティ米国連邦上院議員(Senator William Hagerty, United States Senate)とも意見交換を行い、日米同盟の一層の強化に向けた米国連邦議会との連携の重要性を確認しました。
令和7年5月17日
5月15日及び16日、船越健裕外務事務次官は米国・ワシントンD.C.に出張し、クリストファー・ランドー米国国務副長官(The Honorable Christopher Thomas Landau, Deputy Secretary of State of the United States of America)等と意見交換を行ったところ、概要は以下のとおりです。