- 冒頭、岩屋大臣から、14日に開催予定の第8回日・カリコム外相会合の機会におけるジョンソン=スミス大臣の訪日を歓迎する、本年、外交関係樹立60周年という「カンレキ」を迎え、両国関係が海洋、防衛、文化といった各分野で深化していることを嬉しく思う旨述べました。
- 岩屋大臣から、日本は対カリコム政策の3本柱に沿って、小島嶼開発途上国特有の脆弱性克服と持続的発展に向け、過去10年にわたり協力を積み重ねてきた旨述べました。また、本年、海洋調査船の供与や水産開発のための日本人専門家派遣を決定した旨述べました。
- さらに、岩屋大臣から、日本の交番システム普及のための研修を本年3月に実施した他、今後、警察車両等の供与が行われる予定であり、このような協力を積み重ねていき、ジャマイカ及び地域の脆弱性克服と持続的発展に貢献していきたい旨述べました。これに対し、ジョンソン=スミス大臣は、治安、防災等様々な分野での日本からジャマイカ及カリブ地域への支援に謝意を表明しました。また、1月の能登半島震災に対する弔意を改めて表明しました。さらに、JETプログラム等を通じ、人と人との交流が進んでいることを喜ばしく思う旨述べました。
- 両大臣は、日・カリコム関係及び日・ジャマイカ二国間関係の一層の強化を確認するとともに、国際社会が分断と対立を深める中、自由、民主主義、法の支配といった価値と原則を共有する両国が今後も緊密に協力していくことで一致しました。
令和6年12月12日
12月12日、午後6時45分から約30分間、岩屋毅外務大臣は、第8回日・カリコム外相会合に出席するため訪日中のカミナ・ジョンソン=スミス・ジャマイカ外務・貿易大臣(Hon. Kamina Johnson Smith, Minister of Foreign Affairs and Foreign Trade of Jamaica)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
(参考)ジャマイカ基礎データ
ジャマイカは、面積約1万990平方キロメートル(岐阜県とほぼ同じ大きさ)。人口約283万人(2022年、世界銀行)。人口1人当たり国民総所得(GNI)は5,670米ドル(2022年、世界銀行)。