プレスリリース
農林水産省
農林水産省は、ジビエの全国的な需要拡大と鳥獣利活用の推進とともに消費者への普及啓発を図るため、本日から10月31日(金曜日)まで「第10回ジビエ料理コンテスト」の応募者(レシピ)を募集します。
1.趣旨
農村地域で深刻な被害をもたらす有害鳥獣の捕獲数が増加傾向にあることから、これを地域資源としてとらえ、野生鳥獣肉(ジビエ)として有効に活用する前向きな取組が広がっています。
本コンテストは、
鳥獣利活用推進支援事業において、「一般社団法人国産ジビエ認証機構」が取り組むもので、選定・表彰された料理レシピを広く紹介・提供することで、消費者等への普及啓発を図り、ジビエの全国的な需要拡大と鳥獣利活用の推進を図るものです。
今年度は、「一般部門」と「小・中・高校生部門」の2部門に分けて、幅広くレシピを募集します。
2.募集内容及び条件
(1)募集テーマ
国産のシカ・イノシシを使用し、多くの人がご家庭で作れて、安全でおいしく楽しめる料理
(2)応募資格
<一般部門>
プロ・アマ不問。調理を専門に履修している高校生。
<小・中・高校生部門>
小学生、中学生、高校生。チーム(1チーム3名まで、小学生、中学生のチームは親子参加も可)。
(3)応募条件
ア.メイン食材に国産のシカ・イノシシ肉を使用した、4人分のレシピであることとします。
イ.応募者のオリジナルレシピであることとします。 ※既に何らかのコンテストで賞を受けたものは応募できません。
ウ.入賞作品はレシピの公開を必須とします。
エ.食材費に上限は設けませんが、一般家庭で作ることを想定した範囲内に収めてください。
オ.調理時間は120分までとします。 ※仕込みについては上記時間外とする。【例】お肉の漬け込み時間など
カ.調理器具等、家庭内で再現可能な設備を想定してください。
キ.シカ・イノシシ肉以外の食材については、家庭でも入手しやすい身近なものを使用してください。
ク.シカ・イノシシ肉の使用量は、1人前あたり50g以上としてください。
以上の条件を満たし、「野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針(ガイドライン)」を守って安全安心に楽しめるレシピとします。
ジビエは食肉処理業の許可を得た食肉処理施設のものを使うこと。
75℃で1分(又はこれと同等)以上中心部まで十分に加熱をすること。
内臓を使わないこと。
なお「野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針(ガイドライン)」は、厚生労働省が所管しており、次のURLから確認できます。
【外部リンク】
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/GLhonbun_1.pdf
(PDF:279KB)
3.審査方法
一次審査(書類審査)
ア.審査員によってレシピの書類審査を行い、各部門の上位レシピ5点を選出します(通過者には12月中旬にメールで通知します)。
二次審査(実食審査。審査日は令和8年1月24日(土曜日)。)
ア.書類審査を通過した各部門の上位レシピ5点の中から審査員の実食審査によって各部門の受賞レシピを選出します。
ただし、レシピの再現性の観点から、小・中・高校生部門における実食用の料理は本コンテスト関係者の代理調理で実施します。
イ.本人調理(一般部門)の方は、審査員の実食審査中に会場でプレゼンテーションを行っていただきます。
ただし、代理調理(小・中・高校生部門)の方は、ビデオレターでプレゼンテーションを行っていただきます。
審査基準
(1)書類審査
ア.見栄え、独創性、一般家庭での再現性、安全性、その他工夫
(2)実食審査
ア.食べやすく、なじみやすい味であるか
イ.見た目、味わいに斬新さや、驚きの要素があるか
ウ.盛り付けに美しさや楽しさがあるか
エ.家庭で作ってもう一度食べてみたいと思う味わいか
オ.ジビエと相性の良い副食材を提案しているか
4.応募方法
特設サイト内にあるジビエ料理コンテスト応募フォームから応募してください。
原則として、コンテスト専用応募シート(電子版)に必要事項を記入し、料理の出来上がり写真(データ)を添付してコンテスト事務局へ応募してください。
【特設サイト】
https://www.gibier-contest.jp/
(外部リンク)
電子版での応募が不可能な場合は、特設サイトより応募シートを印刷し、写真添付の上、コンテスト事務局に郵送してください。
【郵送の宛先】〒104-0061 東京都中央区銀座2-14-9 GFビル2階 ジビエ料理コンテスト事務局(株式会社STORY内)宛
【応募の締切】令和7年10月31日(金曜日)必着
5.表彰内容等
(1)表彰内容
各部門の上位レシピの中から以下の賞を選出。
ア.農林水産大臣賞(各部門1点)
イ.農林水産省農村振興局長賞(各部門1点)
ウ.小学生最優秀賞(小・中・高校生部門)1点)
エ.中学生最優秀賞(小・中・高校生部門1点)
オ.高校生最優秀賞(小・中・高校生部門1点)
(2)審査発表
二次審査(実食審査)の日と同じく令和8年1月24日(土曜日)に結果の発表、表彰式の開催を予定しています。