国民民主党は18日、議員立法「刑事訴訟法の一部を改正する法律案」（再審法改正法案）を超党派で衆議院に提出した。

本法案は、再審制度によって冤（えん）罪の被害者を適正かつ迅速に救済し、その基本的人権の保障を全うため、以下の事項等について定めるもの。
一 再審又は再審の請求に係る被告事件の裁判等に関与した裁判官の除斥及び忌避
二 再審の請求の手続に係る規定の整備
三 再審の請求の手続における検察官保管証拠等の開示命令等
四 再審開始決定に対する検察官の不服申立ての禁止

　法案提出後、田中健政調会長代理(衆議院議員／静岡4区)は記者団の取材に応じ、「袴田事件があり、国民の多くがこの改正を望んでいる。静岡県のすべての自治体をはじめ、全国各地の自治体で改正を求める意見書が採択されている。法案を提出することで改正を望む声に応えたい。」と述べた。