- 会合では、G7カナナスキス・サミットでの首脳間での議論を踏まえ、緊迫の度合いを深める中東情勢及びインド太平洋情勢について議論が行われました。
- 中東情勢について、岩屋大臣から、イラン・イスラエル間の停戦をしっかり定着させること及び対話の再開が重要である旨述べ、米国を始めとする関係各国による様々な外交努力に敬意を表しました。その上で、我が国として、G7各国をはじめとする国際社会とも連携しつつ、必要なあらゆる外交努力を引き続き行っていく旨述べました。また、ガザ情勢について、岩屋大臣からは、全ての当事者に対し、交渉に立ち戻り、停戦に向けて誠実に取り組むことが重要である旨述べました。
- この他、中国や、北朝鮮の核・ミサイル問題やその資金源の一つとみられる暗号資産窃取を始めとする、インド太平洋情勢及び同地域での諸課題について、G7各国で率直な意見交換を行いました。また、岩屋大臣から拉致問題の即時解決に向けたG7各国の理解と協力を改めて求め、各国から支持を得ました。
- G7外相は、引き続き緊密に意思疎通を行い、連携していくことで一致しました。
令和7年6月25日

現地時間6月25日午前8時(日本時間同日午後3時)から約70分間、NATO首脳会合等の関連行事に出席するためオランダ王国ハーグを訪問中の岩屋毅外務大臣は、G7外相会合に参加したところ、概要は以下のとおりです。
(参考)G7外相会合への出席者
G7外相及びEU上級代表が出席。