- 髙橋克彦北極担当大使は、7月30日-8月1日に米国アンカレジで開催された北極シンポジウム(Arctic Encounter 2025 Symposium)に出席しました。
- 髙橋大使は、「北極対話の拡大:東京からアブダビの外交」のセッションにおいて、気候変動を始めとする北極をめぐる諸課題への日本の取組を紹介し、日本が北極圏国とグローバル・サウスとの連携の橋渡しを担うことができると強調しました。
また、「北極―太平洋における戦略的競争」のセッションにおいて髙橋大使は、地政学的観点からも北極をめぐる情勢を注視しつつ、同志国との連携を深め、北極域における法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序を構築することの重要性を強調し、各国の賛同を得ました。 - また、髙橋大使は、参加した各国の北極担当大使等の高官と意見交換を行い、緊密な連携を継続していくことを確認するとともに、2026年就航予定の「みらいII(ツー)」を用いた協力も含め、科学分野での協力の一層の推進を呼びかけました。
- 本シンポジウムには、米国政府、ビジネス、先住民団体関係者、北極評議会高級北極実務者(SAO)等を始めとする北極圏諸国の高官が参加し、昨今の北極をめぐる情勢や、先住民の重要性、環境、海運、科学技術、若年層の育成などの様々な分野について議論されました。
令和7年8月13日

