冒頭、石破総理大臣から、トーマスドッティル大統領の訪日を歓迎するとともに、日本とアイスランドは、自由、民主主義、人権、法の支配といった価値や原則を共有する重要なパートナーである旨述べました。両首脳は、来年の日・アイスランド外交関係樹立70周年を機に、安全保障、北極、経済、科学技術、文化・人的交流など幅広い分野で具体的な協力を進め、両国関係を一層発展させていくことで一致しました。
令和7年5月27日


5月27日、正午から約30分間、石破茂内閣総理大臣は、訪日中のハトラ・トーマスドッティル・アイスランド大統領(H.E. Ms. Halla Tómasdóttir, President of Iceland)と会談を行うとともに、昼食会を行ったところ、概要は以下のとおりです。
1 冒頭発言
2 二国間関係
- 両首脳は、地熱発電について、カーボンニュートラルの達成に資する分野であり、今後の両国間の協力可能性について検討していくことで一致しました。
- 両首脳は、アイスランドの先進的な取組にも言及しつつ、ジェンダー平等及び女性のエンパワーメントの重要性について一致しました。
- 両首脳は、文化や人的交流は両国関係の基盤であり、留学生や青少年の交流を通じて相互理解を一層深めていくことで一致しました。
3 国際情勢
- 両首脳は、北極をめぐる課題や海洋生物資源の持続的な利用に向け、今後も連携を深めていくことで一致しました。
- 両首脳は、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応を始めとする東アジア情勢についても意見交換を行い、緊密に連携していくことで一致しました。