【北村外務報道官】まず冒頭、在外公館料理人制度について御紹介したいと思います。
5月に岩屋外務大臣の会見でも御紹介しましたけれども、「在外公館料理人」につきまして、昨日から募集が始まりました。募集期間は8月末までの予定です。
採用された在外公館料理人の方々には、「食の外交官」として日本食のプロモーションや風評被害対策を、今まで以上に積極的に行っていただくことを期待しております。
詳細は外務省のホームページ、ウェブサイトを御覧ください。多くの方々の応募をお待ちしております。
冒頭発言
在外公館料理人の募集開始
スポット情報(中国の「反スパイ法」に関する注意喚起)
【NHK 谷井記者】中国の「反スパイ法」をめぐって、昨日、外務省からスポット情報が出されたかと思いますけれども、この時期にスポット情報、注意喚起を出された意義と、改めて中国に滞在する日本人に対して注意してほしいことなど、呼びかけがありましたらお願いいたします。
【北村外務報道官】中国においては、2014年からこれまでに17名の邦人の方が「国家安全」に関する罪により当局に拘束されたことが確認されており、現在も5人の邦人の方が拘束されている状況にあります。
政府としては、こうした中国における拘束のリスクにつき、従来から様々な形で邦人への注意喚起を行ってきたところですけれども、今回、中国においてどういった行為がスパイ行為あるいはその他の違法活動とみなされる可能性があるのかということにつき、渡航・滞在の際の注意点を引き続き周知するという観点から、今回スポット情報という形で改めて注意喚起をさせていただいたところです。
中国に滞在中の方、あるいはこれから中国への渡航を予定されている方においては、ぜひ目を通していただきたいと思います。今後も、政府としては、こうした注意喚起を一層強化していくとともに、邦人の安全確保に万全を期していきたいと考えています。