- 冒頭、岩屋大臣から、外務省賓客としてのソメルフェルド外相の訪日を歓迎するとともに、2028年(令和10年)には外交関係樹立110周年を迎える、価値や原則を共有するパートナーであるエクアドルとの関係を一層強化していきたい旨述べました。これに対し、ソメルフェルド外相は、今般の訪日に係る日本の心のこもった歓迎に感謝するとともに、両国の関係を一層発展させていきたい旨述べました。
- 岩屋大臣から、ノボア政権の国際協調を重視した外交政策、自由主義的な経済政策を歓迎するとともに、日本企業によるエクアドルにおける投資や雇用創出への貢献について言及し、引き続きのビジネス・投資環境の整備を要請しました。また、岩屋大臣は、治安対策、防災分野、エネルギー分野等における日本の対エクアドル協力に言及しつつ、エクアドルの取組を後押ししていく旨述べました。これに対し、ソメルフェルド外相は、これまでの日本からの多大な協力に謝意を述べつつ、貿易、投資、治安協力など広範囲に及ぶ分野での二国間協力を、今後より一層強化させていきたい旨述べました。
- 両外相は、国際場裡においても緊密に連携していくことを確認しました。また、両外相は、ウクライナや中東情勢、また、核・ミサイル問題や拉致問題を始めとする北朝鮮への対応を含む東アジア情勢についても意見交換を行いました。岩屋大臣から、拉致問題の即時解決について、引き続きの理解と協力を求め、ソメルフェルド外相からは支援と連帯の意が示されました。
令和7年7月23日


7月23日、午後6時から、岩屋毅外務大臣は、外務省賓客として訪日中のガブリエラ・ソメルフェルド・エクアドル共和国外務・移民大臣(H.E. Ms. Gabriela SOMMERFELD, Minister of Foreign Affairs and Human Mobility of the Republic of Ecuador)との間で会談(約30分間)及びワーキング・ディナー(約90分間)を行ったところ、概要は以下のとおりです。