- パラグアイは世界有数の牛肉輸出国であり、同国政府は経済政策の重点政策の一つに食肉の輸出拡大を掲げ、食肉の品質分析や生産者の飼養衛生管理の向上に取り組んでいますが、所有する分析機材の老朽化及び不足により、安定した検査・分析体制の維持が困難な状況にあります。
- この協力は、家畜衛生、動物由来産品の安全及び品質向上を所管する国立家畜品質・衛生機構(SENACSA)に対し、食品分析機材を供与することにより、同国の食肉の品質管理体制の改善を通じて安全な食肉の輸出の促進を図り、もって同国の経済社会開発に寄与するものです。
6月26日(現地時間同日)、パラグアイ共和国の首都アスンシオンにおいて、板垣克巳駐パラグアイ共和国日本国特命全権大使と、ルベン・ラミレス・レスカノ・パラグアイ共和国外務大臣(H.E. Mr. Rubén RAMÍREZ LEZCANO, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Paraguay)との間で、食品分析機材を供与する供与額3.50億円の無償資金協力「経済社会開発計画」に関する書簡の署名・交換が行われました。
(参考)パラグアイ共和国基礎データ
パラグアイ共和国は、面積約41万平方キロメートル(日本の約1.1倍)。人口約686万人(2023年、世界銀行)。人口1人当たり国民総所得(GNI)は6,200米ドル(2023年、世界銀行)。