- 冒頭、石破総理大臣から、大阪・関西万博における7月21日のパプアニューギニア・ナショナルデーに際してのマラぺ首相の訪日を心から歓迎するとともに、本年、外交関係樹立50周年を迎えるパプアニューギニアとの関係を一層強化していきたい旨述べました。
- これに対し、マラぺ首相は、今般の訪日に係る温かい歓迎に感謝するとともに、両国の関係を一層発展させていきたい旨述べました。
- 二国間関係に関し、石破総理大臣からは、日本はこれまで教育やインフラ整備、農林水産業といった幅広い分野でパプアニューギニアの発展に寄与してきており、先月、国立水産大学への施設整備や訓練船供与等を行う新たな交換公文に署名した旨述べました。また、石破総理大臣から、戦没者遺骨収集事業への理解に感謝を述べるとともに、安全保障分野でも協力が進展しており、OSA(政府安全保障能力強化支援)を通じた協力を具体化していきたい旨述べました。これに対し、マラぺ首相からは、戦没者遺骨収集事業への理解と協力が示されるとともに、日本政府と日本国民のパプアニューギニアに対する協力に対して感謝の意が示されました。
- さらに、石破総理大臣は、地域の一体性と太平洋諸島フォーラム(PIF)の「2050年戦略」を強力に支持する旨述べるとともに、PALM10のコミットメントを着実に実施し、パプアニューギニアを含めたPIFメンバーの信頼できるパートナーであり続けていく旨述べました。また、石破総理大臣は、2033年のAPEC(アジア太平洋経済協力)議長へのパプアニューギニアの立候補に対する支持を表明しました。加えて、「GREEN×EXPO 2027」へのパプアニューギニアの参加にも期待を寄せました。
令和7年7月22日


7月22日、午後3時から約50分間、石破茂内閣総理大臣は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)賓客として訪日中のジェームス・マラペ・パプアニューギニア独立国首相(Hon. Mr. James MARAPE, Prime Minister of the Independent State of Papua New Guinea)と首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。