- 生稲政務官から、今般カシミールで発生したテロ攻撃で、ネパール人の若者が犠牲となったことについて哀悼の意を表するとともに、テロを断固として非難する旨述べました。これに対し、デウバ外相から謝意が表明されるとともに、ネパールとしてもあらゆるテロを強く非難する旨述べ、両者は、テロとの戦いに連携して取り組むことを確認しました。
- デウバ外相から、「サガルマータ対話」への日本からの出席に感謝する旨述べるとともに、シンズリ道路やナグドゥンガ・トンネルを始めとする日本からの支援に謝意が表明されました。生稲政務官から、日・ネパール間の長い強固な友好関係に触れつつ、引き続きネパールの課題解決に協力したい旨述べました。
- 両者は、両国の友好な関係の基盤は活発な人的交流にあるとして、日本で活躍するネパール人が、ネパールに戻った後に日本での経験を通じてネパールの発展に寄与できるような「人材の還流」につなげていくことへの期待を述べました。
- 生稲政務官はまた、2026年(令和8年)は日・ネパール外交関係樹立70周年であり、これを機にネパールが日本にとってより身近な存在と感じられるような取組を考えていきたい旨述べました。デウバ外相から、70周年を日本においてネパールの存在感が高まるような良い機会としたい旨述べた上で、両者は、この機会にハイレベルの往来を実施し、両国関係を一層促進するために協力していくことで一致しました。
令和7年5月17日


5月17日午後3時15分(現地時間同日午後12時00)から約45分間、「サガルマータ対話」出席のためネパール・カトマンズを訪問中の生稲晃子外務大臣政務官は、アルジュ・ラナ・デウバ・ネパール外務大臣(H.E. Dr. Arzu Rana Deuba, Minister of Foreign Affairs of Nepal)を表敬したところ、概要は以下のとおりです。