- アジア大洋州地域との外交関係は、我が国の平和と繁栄に直結する死活的に重要なもの。「外交の失敗は国を誤る」との認識の下、使命感と緊張感を持って全力で職務にあたってほしい。
- 国際秩序が揺らぎ、安全保障環境も厳しさを増す中、我が国は「対話と協調の外交」を戦略的かつ精力的に進めていく必要がある。日米同盟の強化に加え、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた同盟国・同志国との連携、グローバルサウスとの連携を進めていくことが重要。
- 同盟国・同志国との連携を更に強化していくため、具体的な協力案件の発掘や、協力の輪の拡大に努めてほしい。また、多様性にあふれるグローバル・サウス各国が個別に抱える事情や課題に丁寧に耳を傾け、きめ細かな外交を行っていくため、大使館における情報収集や各国政府との丁寧なやりとりに期待している。
- 在留邦人の安全確保は在外公館の最も重要な任務。現地における治安情勢の把握に努め、各国・国際機関などと危機対応を見据えた連携を強化するなど、不測の事態に備えてほしい。
令和7年3月10日


3月10日、午後5時30分から約1時間、岩屋毅外務大臣は、宮路拓馬外務副大臣及び生稲晃子外務大臣政務官と共に、令和6年度アジア大洋州大使会議に出席し、概要以下のとおり訓示を行いました。