- 高市総理大臣から、ミルジヨーエフ大統領の6年ぶりの来日を歓迎した上で、今般、両国関係を「次世代に向けた拡大された戦略的パートナーシップ」に引き上げたことに言及しつつ、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化するため、戦略的パートナーである両国の関係を更に発展させていきたい旨述べました。
- これに対し、ミルジヨーエフ大統領は、今般の訪日に係る温かい歓迎に感謝するとともに、両国の関係を一層強化していきたい旨述べました。
令和7年12月20日
(写真提供:内閣広報室)
12月20日、高市早苗内閣総理大臣は、「中央アジア+日本」対話・首脳会合に出席するため訪日中のシャフカット・ミルジヨーエフ・ウズベキスタン共和国大統領(H.E. Mr. Shavkat MIRZIYOYEV, President of the Republic of Uzbekistan)と日・ウズベキスタン首脳会談を実施したところ、概要は以下のとおりです。
会談後、両首脳は、「次世代のための日本国及びウズベキスタン共和国の間の拡大された戦略的パートナーシップに関する共同声明」に署名しました。
1 冒頭
2 二国間関係
- 高市総理大臣から、今回のミルジヨーエフ大統領の訪日を機に、環境、水資源管理、スマートシティ、交通、観光、農業、高等教育、科学・イノベーション、防災分野における省庁間等文書がとりまとめられたことを歓迎する旨述べました。
また、高市総理大臣から、ウラン等の鉱物資源を有するウズベキスタンは、我が国にとって経済安全保障上も重要なパートナーであり、日本政府の支援のもと実施している地質調査を通じた協力強化に期待する旨述べました。
さらに、高市総理大臣から、ウズベキスタンの持続的経済成長への支援として、畜産振興のための円借款、医療機材供与、及び中小企業向けの海外投融資の実施を決定した旨述べました。また、高市総理大臣は、カスピ海ルートを含むグローバル・サプライチェーンの強化に貢献したい旨述べました。 - ミルジヨーエフ大統領から、ウズベキスタンの近代化や人材育成に対する長年にわたる日本の支援に対する深い謝意が表明されるとともに、ウズベキスタンにおける活発な日本企業の活動を歓迎しつつ、環境整備等を通じて経済関係を更に強化したい旨述べました。
- 両首脳は、政治、経済、人文分野等幅広い分野における両国間の関係を更に発展させるべく連携することで一致しました。
3 地域情勢・国際情勢及び国際場裡における協力
- 両首脳は、中央アジアや拉致問題を含む北朝鮮への対応を始めとする東アジア等を含む国際情勢について議論し、引き続き協力して対応していくことで一致しました。
- 両首脳は、国際場裡において両国の協力が進んでいることを歓迎し、今後の更なる連携強化を確認しました。この中で、ミルジヨーエフ大統領から、日本の国連安保理常任理事国入りへの変わらぬ支持を表明する旨言及がありました。


