本日、経済産業省、(一社)ROTOBO、(独)日本貿易振興機構(ジェトロ)の主催により、「中央アジア+日本」ビジネスフォーラムが開催されました。
開会にあたり、赤澤経済産業大臣が挨拶を行いました。フォーラムでは、中央アジアと日本の首脳会談を契機に、企業及び関連団体によって結ばれた158件の覚書が締結・披露されました。この場には高市内閣総理大臣および中央アジア各国の大統領が立ち会い、経済関係のさらなる深化と民間ビジネスの促進に向けた強い意思が、官民双方から示されました。
1.「中央アジア+日本」ビジネスフォーラムについて
中央アジア各国大統領(カザフスタン共和国のカスムジョマルト・トカエフ大統領、キルギス共和国のサディル・ジャパロフ大統領、タジキスタン共和国のエモマリ・ラフモン大統領、トルクメニスタンのセルダル・ベルディムハメドフ大統領、ウズベキスタン共和国のシャフカット・ミルジヨーエフ大統領)の訪日を機に、経済産業省、(一社)ROTOBO、(独)日本貿易振興機構(ジェトロ)主催、日本ウズベキスタン経済委員会、日本カザフスタン経済委員会、日本トルクメニスタン経済委員会後援の下、本日、「中央アジア+日本」ビジネスフォーラムを開催し、日本と中央アジア各国の政府、企業等の関係者が参加しました。本フォーラムでは、高市総理や赤澤大臣のスピーチのほか、今回の首脳会合を契機に締結された158件の協力文書の発表、現地進出日本企業や中央アジア各国による各種取組報告が行われました。
2.本フォーラムのポイント
(1)赤澤大臣の冒頭挨拶
赤澤大臣は、本フォーラムの開会挨拶を行いました。冒頭、中央アジア各国首脳の訪日を契機に158件の協力文書が発表されたことを歓迎し、日本と中央アジアの経済関係が強化されていることを強調しました。また、本フォーラムで、グリーン化やデジタル技術の活用、人材育成を含む多角的な議論が行われたことを評価しました。こうした分野での協力強化が次世代の成長を支えるとして、今後も日本と中央アジアの経済関係の促進に向けて取り組む意向を表明しました。(2)各国閣僚大臣と企業によるフォトセッション
赤澤大臣と、カザフスタンのエルサイン・ナガスパエフ氏(産業・建設省大臣)、キルギスのサビロフ・ラフシャンベク氏(国家投資庁長官)、タジキスタンのアブドゥラフモンゾダ・アブドゥラフモン氏(経済発展・貿易大臣)、トルクメニスタンのマクサト・ババエフ氏(国営コンツェルン「トルクメンガス」総裁)、ウズベキスタンのラジズ・クドラートフ氏(投資・産業・貿易大臣)と企業参加者によるフォトセッションが行われました。-
セッション1 -
セッション2
セッション3
(3)セッション1:グリーン化と産業強靱化における日本と中央アジアの協力
都梅博之氏(日本トルクメニスタン経済委員会会長/伊藤忠商事副社長)、深澤太郎氏(三菱重工業 GXセグメント長)、カザフスタンのヌルラン・カペノフ氏(再生エネルギー協会「カザク・グリーン」会長)、キルギスのシュムカルベク・アディルベク氏(大統領府付属国家戦略イニシアティブ研究所副所長)、タジキスタンのスルトン・ラヒムゾダ氏(投資・国有財産管理国家委員会委員長)、トルクメニスタンのマクサト・ババエフ氏(国営コンツェルン「トルクメンガス」総裁)、ウズベキスタンのファズリジン・シャロフィジノフ氏(エネルギー省企画局長)が登壇し、グリーン成長や産業強靱化に向けた協力の可能性について議論が行われました。(4)セッション2:デジタル・トランスフォーメーション推進とコネクティビティ発展に向けた日本と中央アジアの協力
寺川彰氏(日本カザフスタン経済委員会会長/丸紅特別顧問)、松﨑英治氏(豊田通商 デジタルソリューション本部CEO)、カザフスタンのサケン・ヌルタザエフ氏(AI・デジタル発展省デジタル資産・革新的技術委員会副議長)、キルギスのアジス・アバキロフ氏(ハイテクパーク総裁)、タジキスタンのフルシェド・ミルゾ氏(大統領府付属イノベーション・デジタル技術庁長官)、トルクメニスタンのハジムィラト・フダイグリィエフ氏(通信大臣)、ウズベキスタンのシェルゾド・シェルマトフ氏(デジタル技術大臣)が登壇し、デジタル産業や地域間接続性の強化に向けた協力について議論しました。(5)セッション3:日本・中央アジア間のビジネス促進のためのファイナンス、人材育成および社会システム発展分野における協力の可能性
馬場重郎氏(日本ウズベキスタン経済委員会会長/三菱商事執行役員)、髙原一郎氏(エネルギー・金属鉱物資源機構理事長)、カザフスタンのチムール・トゥルロフ氏(フリーダム・ホールディングCEO)、キルギスのカルィグル・サリエフ氏(フィンジャスト社長)、タジキスタンのアブドゥラフモン・アブドゥラフモンゾダ氏(経済発展・貿易大臣)、トルクメニスタンのラヒムベルディ・ジェプバロフ氏(国立対外経済関係銀行総裁)、ウズベキスタンのイルホムジョン・ウムルザコフ氏(経済・財務省次官)が登壇し、金融、人材育成、社会制度整備を通じた協力の可能性について議論しました。(6)各国首相と企業による文書披露セッション
高市総理及びカザフスタンのトカエフ大統領、キルギスのジャパロフ大統領、タジキスタンのラフモン大統領、トルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領、ウズベキスタンのミルジヨーエフ大統領の前で2025年1月以降に締結された158件の覚書等を発表しました。関連資料
担当
通商政策局 ロシア・中央アジア・コーカサス室長 石井
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