- 冒頭、岩屋大臣から、今年は外交関係樹立90周年及び日・中米交流年の節目であり、5月にはコスタリカで、日本・中米「対話と協力」フォーラムも開催されることを踏まえ、中米統合機構(SICA)議長国である同国と様々なレベルでの対話を促進したい旨述べました。
- また、今般覚書が取り交わされた「日・コスタリカ政策協議」の枠組みを活用し、価値と原則を共有する日本の重要なパートナーであるコスタリカと、国際情勢が厳しさを増す中での様々なレベルでの継続的な対話を行い、両国関係を進展させたい旨述べました。
- これに対し、アンドレ外相から、今回3回目の訪問であることに言及し、両国の外交関係樹立90周年に祝意を述べつつ、これまでの我が国からの開発及び国際場裡での支援や協力に感謝するとともに、90周年を機に更なる関係強化に努めたい旨述べました。また同席したトバール大臣も、CPTPPへの早期加入やOECD閣僚理事会議長国としての運営に、日本の協力をお願いしたい旨述べました。3大臣はこうした枠組みでも引き続き協力していくことで一致しました。
- 3大臣は、地域・国際情勢についても意見交換を行い、岩屋大臣からは、北朝鮮による核・ミサイル問題について提起するとともに拉致問題の即時解決に向けた理解と協力を要請しました。



4月24日、午後6時から約45分間、岩屋毅外務大臣は、訪日中のアルノルド・アンドレ・ティノコ・コスタリカ共和国外務・宗務大臣(H.E. Dr. Arnoldo ANDRÉ, Minister of Foreign Affairs and Worship of the Republic of Costa Rica)との間で会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。会談には、マヌエル・トバール・コスタリカ共和国貿易大臣(H.E. Dr. Manuel TOVAR, Minister of Foreign Trade of the Republic of Costa Rica)が同席しました。 なお、会談に先立ち、両外相間で、日・コスタリカ間の政策協議立ち上げに係る署名式が行われました。