- 冒頭、茂木大臣から、近年、我々をとりまく国際情勢及び安全保障環境は一層厳しさを増している、基本的価値や戦略的利益を共有する日印両国は、インド太平洋地域、更には国際社会の平和と安定の実現に大きな役割を担っ ているとして、日米豪印を通じたものを含め、こうした役割をジャイシャンカル外相と共に果たしていきたい旨述べました。これに対し、ジャイシャンカル外相から、茂木大臣が再び外相として戻ってきたことを嬉しく思う、貴 大臣が述べられた認識を共有する、これまでの長きに亘る日印のパートナーシップは特別なものであり、地域の安定のために協働していきたい旨述べました。
- また、茂木大臣から、本年8月のモディ首相訪日の際に、首脳間で今後10年の日印協力の方向性とともに、強固で戦略的な日印関係を内外に示すことができた、安全保障、経済・投資・イノベーション、そして人的交流の3つ の分野でそれぞれ着実に成果を出し、相互補完的なパートナーとして、両国関係を更なる高みに引き上げていきたい旨述べました。これに対し、ジャイシャンカル外相から、先のモディ首相訪日は前向きな成果あるものであり、 これらの協力を具体的に進めるべく議論していきたい旨述べました。
- 両外相は、地域情勢についても意見交換を行いました。
令和7年10月27日
現地時間10月27日午後4時10分(日本時間同日午後5時10分)から約30分間、ASEAN 関連首脳会議出席のためマレーシアを訪問中の茂木敏充外務大臣は、スブラマニヤム・ジャイシャンカル・インド外務大臣(H.E. Dr.Subrahmanyam Jaishankar, Minister of External Affairs of India)と日印外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。



