- メコン河中・下流域に位置するカンボジア王国、タイ王国、ベトナム社会主義共和国及びラオス人民民主共和国は、堅調な経済成長を達成している一方で、鉱山開発、急速な工業化、都市排水の増加等に伴い、水質悪化による影響の拡大が報告されています。河川の水質は飲料水、農業や漁業、観光業など人々の健康と生計維持に直結しており、流域諸国が連携した水質改善対策の強化が課題となっています。
- 本計画は、上記4か国において、水質モニタリング及び汚染物質低減のための機材調達、水質管理能力に係る技術支援等を通じて、各国の水質調査・管理能力向上と国際的な協力基盤の構築を図り、メコン地域の持続可能な経済発展に寄与することを目指すものです。
- また、本計画は、「日・メコン協力戦略2024 」で記載されている水資源管理及び災害リスク削減分野での協力を具体化し、国境を越えた水管理への取組を支援するものとしても位置づけられます。
2月9日(現地時間同日)、ラオス人民民主共和国の首都ビエンチャンにおいて、小泉勉駐ラオス人民民主共和国日本国特命全権大使と、ブサディー・サンティピタクス・メコン河委員会(MRC)事務局長(Ms. Busadee SANTIPITAKS, Chief Executive Officer of the Mekong River Commission Secretariat)との間で、供与額4.24億円を限度とする無償資金協力「メコン河下流域における水質管理能力計画(MRC連携)」に関する書簡の署名・交換が行われました。
(参考1)メコン河委員会(MRC)
1995年に下流域国4か国(カンボジア・タイ・ベトナム・ラオス)が締結した「メコン河流域の持続的開発のための協力に関する協定」に基づき発足。メコン河流域の水資源の持続的な開発・利用・保存・管理に関する相互利益のために協力を行っている。
(参考2)日メコン協力戦略2024
2024年7月の第15回日・メコン外相会議において採択された今後5年間の日本とメコン地域諸国の協力方針。


