- OECDから、現在開発中の「AI政策ツールキット」に関する現状について説明がありました。その上で、東南アジア各国から参加したAI専門家等の間で、「AI政策ツールキット」に東南アジア地域の視点を反映させることを目的として、各国の現状・課題を交えて活発な議論が交わされました。
- 林経済局審議官は、日本のAIガバナンスに関する取組の議題において、日本のOECDアウトリーチにおける「共創」の考え方を紹介し、OECDでの議論に東南アジアの見方が反映される重要性について述べるとともに、日本政府としてAIを柱としたOECDの東南アジアへのアウトリーチを極めて重視している旨を強調しました。
- また、林経済局審議官は、閉会セッションで挨拶を行い、日本は今後もAI政策ツールキットが東南アジアにおいて役立つものとなるようOECDの活動に貢献したい旨述べました。
- ワークショップ終了後、参加者はタイ外務省のチュティントーン・ゴンサック外務大臣補佐官(元在シンガポール大使)を表敬しました。また、タイ政府主催のネットワーキング夕食会に参加し、AI専門家間でのネットワークを構築し、地域の課題について更に議論を深めました。



8月6日、OECDと東南アジアとの連携強化の取組の一環として、OECDが主催する「AI政策ツールキット」共創ワークショップがタイ・バンコクの日本大使公邸において開催されました。本ワークショップには、OECDからカリーン・パーセット科学技術イノベーション局AI・新興デジタル技術課課長代理、タイ政府からルジコン・センチャン・タイ王国外務省国際経済局長ほか、東南アジア各国からAI専門家やAI政策立案者、外務省から林誠外務省経済局審議官、総務省から寺村行生総務省国際戦略局情報通信国際戦略特別交渉官等が出席したところ、概要は以下のとおりです。
(参考)AI政策ツールキット
OECDが新興国・途上国向けに開発中のOECD・AI原則に基づくAI政策の立案支援を行うツール。自己評価ツールと実施ガイダンスの2つで構成。