2025年6月23日

80年目の「慰霊の日」に向けて

国民民主党代表　玉木雄一郎

　80年目の「慰霊の日」を迎えるにあたり、犠牲となられたすべての御霊に謹んで哀悼の誠を捧げます。

　沖縄戦などにおいては、住民まで巻き込む苛烈で凄惨な地上戦が繰り広げられ、尊い命、生活、首里城や美ら海といった豊かな文化・自然が失われました。

　ご遺族をはじめとする沖縄戦を実際に経験した方々もご高齢になっています。24 万人あまりもの犠牲が生じた戦争の惨禍を決して風化させることなく、戦争体験を引き継いでいきます。

　何より沖縄を二度と戦地にしてはいけません。激変する安全保障環境に対応し、アジア太平洋地域の平和と安定に全力を尽くします。

　また、沖縄をはじめとする関係住民の負担軽減のために、沖縄の民意を尊重した上で、在日米軍再編に関する日米合意を着実に実施するとともに、対等な同盟国として、米軍優位の日米地位協定の改定を提起します。

　最後に、御霊の安らかならんことを、そしてご遺族の方々の御平安を、心からお祈りいたします。