- 冒頭
- 石破総理大臣から、6月30日に開催された大阪・関西万博でのコンゴ民主共和国のナショナルデー参加のため初訪日したスミヌワ首相を歓迎するとともに、両国関係の深化に向けて、緊密に協力していきたい旨述べました。
- これに対し、スミヌワ首相は、大阪・関西万博開催への祝意を述べるとともに、両国の関係を一層強化していきたい旨述べました。
- 二国間関係
- 石破総理大臣から、「本年8月に開催するTICAD 9を、日本の革新的な技術や知見を活かし、日本とアフリカ双方の繁栄につながるような課題解決策を共に創り上げる機会にしたい」と述べるとともに、TICAD9の成功に向けたコンゴ民主共和国の協力を要請しました。その上で、石破総理大臣から、鉱物を始めとする豊富な資源にも恵まれ、高い経済的な潜在力を持つコンゴ民主共和国との関係強化を期待している旨述べました。また、石破総理大臣から、インフラや保健、環境、治安を始めとする幅広い分野での協力に言及しつつ、二国間関係を一層強化したい旨述べました。
- これに対し、スミヌワ首相は、これまでの日本の協力に対する謝意を述べるとともに、日本企業によるコンゴ民主共和国への投資を期待しており、経済分野でさらに両国の関係を強化したい旨述べました。更に、石破総理大臣から、ビジネス環境の改善やガバナンス強化への期待を表明しました。
- 地域情勢、国際場裡での協力
先方からの説明を受け、石破総理大臣から、6月27日に実施されたコンゴ民主共和国・ルワンダ共和国の両国の外相による和平合意への署名を歓迎しました。また、両首脳は、国際場裡においても緊密に連携していくことを確認し、核・ミサイル問題及び拉致問題を含む北朝鮮への対応を始めとする東アジア情勢等について意見交換を行いました。
令和7年7月1日
7月1日、午後2時30分から約30分間、石破茂内閣総理大臣は、大阪・関西万博賓客として訪日中のスミヌワ・コンゴ民主共和国首相(H.E. Mrs. Judith Sminwa Tuluka, Prime Minister of the Democratic Republic of the Congo)と首脳会談を行いました。概要は以下のとおりです。