- 冒頭、岩屋大臣は、ハマスによるテロ攻撃を断固として非難し、ハマスは武装放棄すべきと述べた上で、イスラエルによる多数の民間人犠牲者を伴う軍事作戦の拡大や飢饉の発生を含む人道状況の悪化は到底容認できず、ガザの人道危機を一刻も早く終了させるための実質的な措置、軍事的圧力によらない外交交渉を通じた停戦の復活、そして恒久的停戦の実現に向けた一層の努力を強く求めました。
- 加えて、岩屋大臣から、我が国として「二国家解決」の実現を一貫して支持している点を強調した上で、ガザのみならず、西岸におけるイスラエルの行動を受け、「二国家解決」の前提が崩れ去ってしまうとの強い危機感を有しており、二国家解決に逆行するいかなる行為にも反対する旨述べつつ、イスラエルに対し、和平プロセスの再開に悪影響を及ぼすいかなる一方的行為も即時停止することを強く求めました。
- これに対し、サアル外相から、イスラエルの立場につき説明がありました。両者は、引き続きパレスチナをめぐる情勢及び日・イスラエル関係について意思疎通を行っていくことで一致しました。
令和7年9月4日
9月4日、午後5時30分から約35分間、岩屋毅外務大臣は、サアル・イスラエル国外務大臣(H.E. Mr. Gideon SA’AR, Minister of Foreign Affairs of the State of Israel)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。